エレクトロニックミュージックの名門レーベル「WARP」がbandcampページを開設した。
1989年にレーベル設立以来、実験的かつ最先端のエレクトロニックミュージックの名作を数多くリリースしてきた「WARP」。同レーベルでは、これまでにAphex Twin、 Hudson Mohawke、Kelela、Flying Lotus、Danny Brown、Oneohtrix Point Never、 Autechre、Mount Kimbie、Yves Tumor、Nightmares On Wax、LFO、Squarepusher、Plaid、Boards of Canadaらがリリースを行なっている。
今回、bandcampのカタログに加わったWARP作品は、レーベル初期の作品から最近の作品までと幅広く、中には現在はレーベルから離れているPrefuse 73の作品や俳優、映画監督して90年代後半から00年代に日本でも多大なプロップスを得ていたVincent Galloといったアーティストの作品も含まれる。また、bandcampはWARPのbandcampページ開設にあわせて、bandcamp dailyにて特集記事も公開。そちらでは、Aphex Twin『Come To Daddy』、Kelela『Take Me Apart』が紹介されている。
WARP所属アーティストの作品はこれまでアーティストのbandcampページで購入できるものもあったが、今回のようにレーベルとしてまとまったことで、以前からのファンにとっても、最近興味を持ち出した人にとってもカタログを眺めているだけでもかなり楽しい気分にさせてくれる。
ぜひ、直近でリリースされたOneohtrix Point Never『Magic Oneohtrix Point Never』のような作品からかつてのレーベル看板アーティストだったLFOのデビューアルバム『Frequencies』までチェックしてほしい。ちなみに筆者的には00年代初頭にグリッチホップ/エレクトロニカヒップホップを牽引したPrefuse 73『Vocal Studies and Uprock Narratives』がオススメの一枚。
今週は今年最後のbandcamp Fridayも行われるので、それに合わせて気になった音源を購入してお気に入りのWARPアーティストをサポートするのもいいだろう。
WARP bandcampページはこちら。
written by Jun Fukunaga
source:
https://daily.bandcamp.com/features/warp-records-comes-to-bandcamp
photo: bandcamp