Amazon、60~70年代の名盤アナログレコードのサブスク「Vinyl of the Month Club」開始

月額24.99ドルで利用でき、毎月1枚のレコードがユーザーのもとに届く。
SHARE
2021.06.30 07:00

Amazonがアナログレコードのサブスクリプションサービス「Vinyl of the Month Club」を開始した。



月額24.99ドルで毎月60~70年代の名盤が1枚届く


「Vinyl of the Month Club」は、現時点ではアメリカのみのサービスだが、ユーザーは月額24.99ドル(約2760円)で利用でき、Amazon Musicの専門家がキュレーションしたアナログレコードがユーザーのもとに届けられる。

アナログレコードのカタログは、Pink Floyd、Aretha Franklin、ABBA、Miles Davis、Led Zeppelin、Fleetwood Macなど60~70年代の名盤が中心。ユーザーは1ヶ月に1度届くレコードをAmazonサイト内で確認することができ、気に入らない場合はその月の配送をスキップすることができるほか、配送後に気に入らなかった場合も未開封のままであれば、無料で返品することもできる。



カタログの多様化にも期待


「Vinyl of the Month Club」のカタログにあるレコードは、いわゆる大御所アーティストの有名作品であるため、聴くだけならストリーミングサービスでも十分だ。ただ、わざわざサブスクで毎月届くレコードを楽しみに待つというこのシステムは体験としてユニークでおもしろい。

現時点では、60~70年代の名盤に限られるが、例えば今後、90sオルタナロック、00s年代メインストリームダンスポップといった年代、ジャンルでのキュレーションやダンスクラシックのレア盤しばりやヒップホップの元ネタしばりなど様々な展開が行われるようになるとAmazon Musicのキュレーション力も発揮できそう。

日本でのサービス開始とともにカタログの多様化にも期待したいところだ。

written by Jun Fukunaga

source:
https://mixmag.net/read/amazon-vinyl-subscription-pressing-releases-news


photo: pixabay 



SHARE