徹底したクリアなサウンドを求めるオーディオマニア必見! おすすめの真空管アンプのご紹介

真空管アンプとはどんなもの?
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2019.02.13 06:00

真空管アンプとはどんなもの?


今では、増幅回路はトランジスタに変わってしまったが、真空管アンプとはかつて使用されていた音の増幅器のこと。今でも根強いファンがいて、おすすめの真空管アンプも販売されている。現在は真空管アンプの方が高価な価格で取引されていることが多い。徹底したクリアなサウンドを求めるオーディオマニアには必見のデバイスだ。



真空管アンプの魅力とは


真空管アンプがマニアの間で受けている理由としては「音がマイルドで柔らかい」というのがおすすめポイント。高音をキンキンとした感じではなく、優しくマイルドな音で表現してくれるのが魅力だ。真空管は差し込みタイプとなっていて、音源により真空管を取り替えることで、その音源にあった真空管をセレクトして常に良い音質で視聴できるのも魅力。


また、真空管を使用しているときは、真空管の中がほんのりと赤く光る。これがインテリア的な役割も果たし、オーディオルームをおしゃれに演出してくれるのも魅力である。真空管の特性を自分なりに知ることで、音楽にあった真空管をセレクトできるという、自己満足も得ることができる。オーディオマニアにとっては自己満足も満たしてくれる最高のデバイスである。





真空管アンプの歴史


真空管アンプの歴史を紐解くと、1884年にエジソンが白熱電球の実験中に発見したエジソン効果までさかのぼる。その後、フレミングの法則で有名なフレミングが、1904年に2極真空管を発明し、1906年にはリー・ド・フォレストが3極真空管を発明した。この頃にはすでに白熱電球の製造技術が確立していて、リー・ド・フォレストの真空管はウェスタン・エレクトリック社にて生産されるようになった。1914年にはバージニア、アーリントン間の大陸横断電話回線の実験にて550本の真空管が採用され実験が大成功したという実績を残している。1935年には、画期的なメタルビーム管が登場し、これで、基本となる真空管技術が完成したことととなる。


現在でも販売されているおすすめのアンプはこのタイプである。後に1948年にはトランジスタが発明され、その後は真空管アンプは姿を消し始めることとなった。



真空管アンプの弱点


真空管アンプは音質が良くおすすめであるが、弱点もあり、電源を入れてから特性が安定するまで時間がかかることにある。また、周囲の温度などにも特性が左右されてしまうことも弱点と言えるだろう。更に、真空管アンプの寿命はトランジスタに比べて短い。真空管の寿命はおおよそ5年から7年と言われている。また、真空管アンプの中にはヒーターが内蔵されていて、これがほんのりと光り、なんとも言えない味わいがある一方、かなりの熱を持ち近くに置いたオーディを機器に熱による影響を及ぼすこともあれば、火災の危険性もあるのが弱点となる。





現在のオススメの真空管アンプは?


現在販売されているおすすめの真空管アンプをランキング形式で紹介すると、最初に挙げられるのが「トライオード(TRIODE) 真空管プリメインアンプ Ruby」である。このモデルは真空管が4つ搭載されており、カラーリングなども女性を意識したオシャレな設計となっている。出力は3W+3Wとなっていて小音量でも真空管の良さを引き出せるのがポイントだ。また、純A旧回路を踏査指定いることも特徴。

 

「イーケイジャパン(ELEKIT)USB-DAC内蔵真空管アンプ TU-8100DACAS」は、男性的なイメージを前面に打ち出したデザインのアンプである。操作系がボリュームのみとなっていてシンプルとなっているのも特徴のひとつ。出力は2W+2Wであるが、USB接続をすることでデジタル音声の再生も可能なのが魅力だ。


3番目に紹介するのは「トライオード(TRIODE)真空管プリメインアンプ TRV-35SER」。リーズナブルな価格でありながらも高品質な音質であるのが魅力的。価格は約10万円程度に抑えられている。AB級動作によるプッシュプル回路により35W+35Wもの大出力を誇るのも魅力だ。真空管アンプを初めて試してみたいという人におすすめの1台だ。



written by 編集部


photo: facebook


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