ラッパー唾奇、独特のリズム感と発声が類を見ない唯一無二の彼はどんな人物なのか

ヒップホップ番組、流派-Rによる「BEST RAPPER AWARDS 2017」にて1位を獲得したラッパー・唾奇にせまる
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2018.08.26 04:00

「流派 BEST RAPPER AWARDS 2017」にて1位を獲得したラッパー・唾奇


音楽番組「流派−R SINCE 2001」では、その年の最もアツかったラッパーをリスナーや音楽関係者からの投票で決めている。そんな番組で2017年最もアツかったラッパーに選ばれたのが、トラックメーカーSweet Williamと相棒関係にある唾奇(つばき)だ。今回はそんな唾奇がどんなラッパーなのか紹介していこう!





ラッパー・唾奇のルーツとは


唾奇は沖縄出身の男性で、活動拠点である沖縄を中心に音楽活動を続けているラッパーだ。彼の音楽は独特のリズム感と発声が最大の特徴で、一度耳にすると忘れられない魅力を持っている。さらに歌詞も唾奇のゲットーの生い立ちからインスピレーションを受けたものだとされていて、思ったことを包み隠さず主張している姿に多くのラッパーやファンは魅了されているのだ。


幼い頃は家庭の事情で祖母に育てられた唾奇、姉の彼氏から聴かされたヒップホップの虜となって音楽の世界に飛び込んだという。ちなみにラッパーをする前はダンサーとして活躍していたらしく、リズム感の良さや音楽性はダンサーの頃に磨かれたものだ。





唾奇の大切な相棒・Sweet William


そんな沖縄ラッパーの唾奇を語る上で欠かせない存在となっているのが、彼の相棒として一緒に活動を続けているSweet Williamの存在だ。Sweet Williamは愛知県出身の日本人であり、トラックメーカー兼音楽プロデューサーを務めている。唾奇も所属しているクリエイター集団・Pitch Odd Mansionのメンバーのひとりで、2015年のビートグランプリで決勝に進出するほどの実力を持っている人物だ。


唾奇とSweet Williamは唾奇が働いていた国際通りのバーでたまたま知り合ったことがきっかけらしく、この出会いによって唾奇の現在の音楽が生まれたと言っても過言ではない。特にこのころの唾奇はホームレスとなっていたことから、ラッパーとしてだけではなく人生の大きな転機のきっかけを与えたのがSweet Williamなのだ。




2017年に大ブレイクした唾奇


Sweet Williamが率いているクリエイター集団・Pitch Odd Mansionに所属したことによって、唾奇は本格的な音楽活動を始めている。地道に活動を続けた結果、ようやくブレイクしたのが2017年だという。その大きなきっかけとなったのが、Sweet Williamとダブルネームで発売したアルバム『Jasmine』その音楽はヒップホップのコアなファンをはじめとしてラジオを聴いていたリスナーからも高く評価されたと言われており、2017年のラジオでは何度も唾奇の「Made my day」が流されるという人気ぶりを発揮した。


そうしてラジオを中心に話題を集めるようになった唾奇は、ついに2017年の「流派 BEST RAPPER AWARDS 2017」で最もアツかったラッパーとして第1位に輝いたのである。





今後の唾奇の活動について


2017年にラッパーとして目に見えて高い評価を受けた唾奇は、その後もPitch Odd Mansionに所属しているラッパーとして音楽活動を続けている。特に相棒であるSweet Williamとコラボした楽曲を中心に歌い続けており、アルバムの制作なども続けられているようだ。メディア露出に関してはラジオ以外には雑誌などのインタビューを受けることが多く、テレビ出演などの活動はないもののライブなどに積極的に出演している様子である。


このため今後の音楽活動も沖縄を中心に様々な楽曲を発信していくことが期待されており、唾奇以外にも活躍している沖縄出身のラッパーとともに日本中、または世界中で熱い活躍を見せてくれることをファンたちは熱望している。



photo: youtubeyoutube2instagram


written by 編集部


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