代表アプリで徹底比較! 乗り換え案内に使うならどのアプリを選ぶべき?

移動手段検索の必需品となる乗り換え案内アプリ
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2019.01.07 05:30

移動手段検索の必需品となる乗り換え案内アプリ


通勤や通学などで鉄道を利用して移動する人にとって欠かせないものが、乗り換え案内を行うアプリである。乗車駅から目的地までの距離、運賃までまとめて表示できることから、利用率も増えている。基本機能が無料で、一部機能が有料となるアプリが多いが、使い勝手の良いものはどれなのかを機能別に比較してみる。


乗り換え案内アプリの基本的な特徴を比較


乗り換え案内アプリの基本的な機能には、乗り換えルート検索とよく使うルートの登録機能、乗り換えタイマーがある。殆どの機能が無料で提供されるものの、一部が有料化されているアプリが多い。乗り換えルート検索は、自分が乗車する駅と到着する駅、時間を入力することにより、乗車駅と下車駅までの駅名、到着時間が表示される機能である。加えて、乗車駅のどのホームの電車に乗ればいいのか、必要な運賃までも比較表示することが可能だ。


縦横ともに時間を軸としてスクロール形式で表示される画面構成になっており、乗り換えに関するストレスを軽減することで差別化を図っている。自分がよく乗り降りする駅情報を記録する機能は、各種ルートの再検索及び遅延情報の表示がメインとなっている。


乗り換えタイマーは、乗るべき電車において、あと何分で来るのかを表示する機能である。この機能はアプリによって備わっていない場合があり、比較対象に含まれないものもある。今回比較紹介するアプリは、ジョルダン株式会社の「乗換案内」、ナビタイム株式会社の「乗換NAVITIME」、株式会社ヴァル研究所の「駅すぱあと」となる。




乗換案内ルート検索


乗り換え案内アプリのメイン機能ともなる、乗換案内ルート検索だが、目的の駅の距離と時間、運賃検索機能及びデザインについては、目立った差はない。ここでは、乗換をスムーズにできることに特化した、独自機能について比較する。


「乗換案内」の場合は、運賃表示において切符とICカードの値段を切り替えられ、料金面での比較も可能で、どちらが安いかの目安にもなる。


「乗換NAVITIME」は、検索ルートをスクリーンショットとして保存する機能が備わっている。検索画面の画像化により、オフラインでも表示可能な点が特徴となる。有料での機能としては、主要駅における、電車までの道のりを表示する機能もある。初めて訪れる駅のどの電車に乗ればいいのかを案内するため、普段電車に乗らない人でも利用しやすい。


「駅すぱあと」では、検索した駅の到着時間に絞って単独表示ができることが特徴だ。路線図と運行情報、時刻表を検索一覧の中においても、切替可能となる。




ルート登録機能とタイマー及び独自機能


よく利用する駅や検索した駅のルートを登録する機能については、紹介している乗り換え案内アプリでは、全て有料となっている。共通となる機能は、再検索機能と遅延情報の通知がある。


「駅すぱあと」は、駅周辺の自宅を登録することで、帰宅経路を検索する機能が備わっており、特に終電検索に力を発揮する。乗り換え案内アプリの主要機能のひとつ、タイマーとアラームについては、「乗換NAVITIME」には該当機能がない。「乗換案内」の場合、乗車時刻を目安としてあと何分で電車が来るのかを、カウントダウン形式で表示し、周辺の天気や気温も知らせてくれる。その他、乗り降りのタイミングをアラームで知らせる機能も備わっている。さらに、電車の乗り換えや降りる時に最適な乗車位置の表示機能を、有料で提供している。


「駅すぱあと」はタイマー機能はないものの、タイミングのアラーム機能は備わっている。乗り換え案内アプリの独自機能については、提供元によって異なる。「乗換案内」では有料モードにおける月ごとの交通費登録機能が、「乗換NAVITIME」では時刻表における、電車の混雑状況を把握できる機能がある。「駅すぱあと」は、乗り換え回数や迂回路など、検索機能の強化が特徴的だ。



written by 編集部


photo: facebook


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