事前に知っておこう! 2020年、東京オリンピックの各会場をチェック!

前回の東京オリンピックから56年ぶりの開催! 今回の会場はどこにあるのか?
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2018.10.16 05:45

56年ぶりの開催! 今回の会場はどこにあるのか?


2013年9月、2020年夏季オリンピックの開催地に東京が選ばれ、56年ぶりに東京でオリンピックが開催される事になった。しかし各競技の開催場所(会場)については、メイン会場の国立競技場など一部を除いて一般的にはまだ知られていない部分もある。東京オリンピックの会場を知りたい人のために主な会場を紹介!



2020年夏季五輪開催地に東京が選ばれるまでの経緯


東京とは、夏季・冬季を通じて日本で初めてオリンピックの開催地となった場所である。その後、1972年に札幌が冬季五輪の開催地になったほか1998年には長野が冬季五輪開催地に選ばれ、主な競技の会場で現存する場所は現地にて観光名所となっている。そんな中、経済効果を期待して国民からは2度目の国内開催夏季五輪が待望されるようになっていった。


そして2011年春、東京は当時の石原慎太郎都知事のもとで2020年夏季五輪開催地に立候補し、ローマやイスタンブール、マドリードなどと争う事になった。2012年には有力候補地のイタリア・ローマが当時の財政難を理由に撤退し、東京に追い風が吹く。当初は東京が開催地に選ばれる可能性はそんなに高くないと予測されていたが、2013年春にはIOCの視察団が日本を来訪した際に好印象を残すことを成功した。


2013年9月に行われたIOC総会の開催地選定投票では、第1回投票にてイスタンブール(トルコ)マドリード(スペイン)を大きく上回って1位に選ばれる。続いて行われたイスタンブールとの決選投票でも東京の票が上回り、2020年夏季オリンピック開催地に東京が選ばれて、国民は歓喜した。





東京オリンピック会場の中でメイン会場となるのは新国立競技場


東京オリンピック会場の中で、メイン会場がどこであるかについては、度々報道されるため国民の間でも有名だ。メイン会場となるのは、2013年に取り壊されて再建設中の国立競技場(新国立競技場)で、この競技場はまず開幕式・閉幕式の開催場所となる。さらに100m走や日本が強い400mリレーをはじめとした陸上競技、そして陸上競技以外での花形競技であるサッカーのメイン会場にも選ばれている。


なお、サッカーについては試合数が多いため、東京の国立競技場だけが開催場所となるわけではない。札幌ドーム・茨城カシマスタジアム・埼玉スタジアム・横浜国際総合競技場といった日本を代表するサッカー専用スタジアムや陸上競技場なども開催場所となる。その他、昔から日本が強く、大きな注目を集める事が予測されるマラソンについてもスタート地点・フィニッシュとなるのは新国立競技場である。





その他の東京都内での開催場所


日本武道館は、柔道・剣道・空手をはじめとした日本の武道の聖地で、これまでたくさんの大きな大会の開催場所となってきた。東京オリンピックでの会場にも選ばれていて、この日本武道館では日本のお家芸である柔道競技、そして剣道競技が開催される。また、相撲の聖地である両国国技館については、ボクシング競技の開催場所に選ばれている。


続いて、かつて女子代表が「東洋の魔女」と言われた時代もある人気競技・バレーボールについては、様々な国際大会が開催されてきた国立代々木競技場では開催されない。江東区に新設される有明アリーナという施設が開催場所となる。なお、国立代々木競技場については、ハンドボール競技が開催される。その他、競泳と水球に関しては東京辰巳国際水泳場が選ばれている。




その他の開催場所(東京都外)


東京オリンピック 会場の中には、東京以外にある施設も多数含まれる。その中で、東京オリンピック会場に選ばれた施設を挙げると、世界的にはメジャーなバスケッボールの会場にさいたまスーパーアリーナが選ばれている。


また、日本ではサッカーを超える最大の人気競技である野球に関して、東京オリンピック会場に選ばれたのは横浜スタジアムと福島あづま球場だ。


その他、欧州圏ではサッカーと並んで絶大な人気を誇る自転車競技に関しては静岡県の富士スピードウェイがメイン会場となっている。そして、競輪などのトラック競技は施設内で開催されるほか、ロードレースについてはメイン会場を出て東京の調布で折り返し、メイン会場に戻る形となる。



written by 編集部


photo: facebook


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