2018年にリリースしたデビューアルバム『Whack World』に収録されている15曲が、全て1分間の曲で構成されていることでも注目を集めていたフィラデルフィア出身のラッパー、Tierra Whack(ティエラ・ワック)がニューシングル「Link」をリリース。
この曲は世界中で人気のブロック玩具のブランド「Lego(レゴ)」とコラボしたもので、MVも公開されている。
今回のコラボはレゴが行なっている「Rebuild the World ― 創造力が、世界を変える」キャンペーンのプロジェクトで、MVもレゴで作られた世界観を表現している。
レゴの特設サイトでは、Tierra Whackが地元フィラデルフィアの6歳から9歳の子供達とともにレゴを使いコミュニケーションを取っている動画も投稿されており、「彼らのエネルギーと尽きることのない想像力は驚きでいっぱいだったわ」とインタビューで応えている。Tierra Whackは今でもフィラデルフィアを拠点に活動していて、地元の子供達をプロジェクトを完成できたことは彼女に取っても喜ばしいことだっただろう。
ニューシングル「Link」のリリックはタイトルの通り”繋がり”を大事にする内容で、レゴブロックを組み立てていくかの様に未来までも築いていこうという気持ちが表れている。レゴで公開されている動画では「Link」を聴いている子供達がリズムを取りながらMVを楽しむ様子も収められていて、リリック通り心温まる作品となっているので合わせてチェックしていただきたい。
MVを見ていただくとわかる通り、子供達からのインスピレーションを受け完成されたのは宇宙をテーマにした作品。そしてこのMVのセットにはなんと14万7693個のレゴブロックが使用されているとのことだ。MVは、2019年にリリースされたTierra Whackの人気シングル「Unemployed」のMVも手掛けたCat Solen(キャット・ソーレン)が監督をつとめた。
Tierra Whackにとっては昨年11月にリリースした「Feel Good」「Peppers and Onions」に続く2021年初のシングルということで、2018年以来のアルバムも待たれている。まだ日本では認知度の低いラッパーかとは思うが、レゴとのコラボがきっかけで人気が高まることも期待したいところ。
レゴと聞くと懐かしさもあり、曲には新しさもあり。素晴らしいコラボだ。
written by BsideNews
source
https://www.nme.com/news/music/tierra-whack-shares-colourful-visuals-for-link-2915394
photo
https://www.youtube.com/watch?v=ONR1doMju80&t=94s