1月1日に「3 A.M. Eternal」、「Last Train to Trancentral」、「What Time is Love?」といった"スタジアムハウス三部作"を含む過去曲8曲を収録したコンピレーションアルバム『Solid State Logik 1』をリリースし、注目を集めたThe KLFが、新たにアルバム『Come Down Dawn』をリリースした。
『Come Down Dawn』は、The KLFが1990年にリリースしたチルアウト/バレアリック系のアルバム『Chill Out』の"プレミックス"バージョンと本人たちは称しており、『Chill Out』で使用されていたElvis Presley「IntheGhetto」などのサンプリングネタがカットされていることが特徴だ。
The KLFのウェブサイトによると、本作は1989年に別名義のThe Justified Ancients of Mu Muとしてライブレコーディングしたものとのことだが、『Chill Out』で使用されていたEvil Graham Leeのペダルスティールギターの音、トゥヴァ人による喉歌、伝道師によるスピリチュアルガイダンスなどは引き続き使用されている。
The KLFは、『Solid State Logik 1』、『Come Down Dawn』を含む、これまでに彼らが様々な名義でリリースしてきた過去のカタログを網羅する5つのリリースプロジェクトを発表しており、今後、"Kick Out The JAMs"、"Pure Trance Series"、"Moody Boys Selection"といった過去のThe KLF関連曲リリースが準不同で行われる予定だ。
なお、The KLFの過去のカタログは1992年に全て廃盤に。『Solid State Logik 1』リリース以前は、各種音楽サブスクで彼らの音源を聴くことができなかったが、現在は、『Solid State Logik 1』、『Come Down Dawn』ともに配信されている。
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written by Jun Fukunaga
source:
https://ra.co/news/74583
https://en.wikipedia.org/wiki/Chill_Out_(KLF_album)
photo: KLF YouTube