現在、アメリカのヒップホップミュージックシーンではYoungBoy Never Broke Againというティーン・ラッパーの活躍ぶりがすごい。誰か良い新人ラッパーがいないか捜しているヒップホップ愛好家は是非、彼に注目しておくことをおすすめする。
YoungBoy Never Broke Againは、1999年生まれのアメリカ人男性ラッパーである。本名はKentrell DeSean Gauldenといい、デビュー当時は「NBA YoungBoy」というラッパーネームで活動していたことで知られる。アメリカ合衆国南東部に位置するルイジアナ州のバトン・ルージュという地域で1999年秋に生まれた彼は、10代前半から本格的にラップをはじめる。そして、若干15歳であった2015年春にNBA YoungBoyという旧ラッパーネームにて1stミックステープ作品(配信限定)を発表し、その完成度の高さで購入したユーザを驚愕させる。
2015年春にデビューしたラッパーのYoungBoy Never Broke Againは、2015年から2016年にかけて『Mind of a Menace』シリーズ2作品を発表。同年春から夏にかけては『Before I Go』『38 Baby』という2つのミックステープ作品を発表し、秋には『Mind of a Menace』シリーズの第3弾作品を発表した。そして、12月発売のデジタルミックステープ作品『Before I Go: Reloaded』からはiTunes Storeなどの大手配信サービスでの作品配信がスタートしたことで一気にその名が広まりはじめる。
大手音楽配信サービスでの作品配信がスタートとしたことでブレイクに向けた準備が整ったYoungBoy Never Broke Again。2017年に入ると4月発売のミックステープ『Mind of a Menace 3: Reloaded』が配信分野でヒットしたほか、5月発売の1stシングル「Untouchable」がなんと全米総合チャートでTOP100にランクインするまでになった。そしてヒットシングルを含む8月発売のミックステープ『A.I. YoungBoy』は、ビルボードのR&B/HipHopで上位に入ったほか、総合チャートでも上位に入って遂にブレイクを果たす。
その後、YoungBoy Never Broke Againは2018年に入って「Diamond Teeth Samurai」「Outside Today」といったシングルを発表。それらのシングルも大ヒットさせたのち、2018年4月には初のスタジオアルバム作品『Until Death Call My Name』をリリースし、こちらの作品は全米総合チャートTOP10入りを果たした。POPS分野ではなくヒップホップ・R&B系の新人ティーンミュージシャンの作品が全米チャート上位に入ることはたやすいことではないため、現在アメリカでは彼に対する注目度が急上昇中だ。
YoungBoy Never Broke Againのファンはデジタル世代の若い層が多い事もあり、公式映像チャンネルの映像回数がすごい。1番再生回数が多い曲は1.2億回を超えていて、2位・3位も1.1億回を超えており、日々再生回数が伸びている。そして、彼のYouTube公式映像チャンネルで再生回数1位となっているのが、ブレイクのきっかけとなった1stシングル「Untouchable」だ。この曲が発表された当時、彼はまだ17歳であったが、曲中で完成度の高いラップを披露しているほかPVでの姿も堂々としていて、彼の大物ぶりを感じ取ることが出来る。
その他、公式映像の再生回数は5000万回弱ながら日本とゆかりの深いタイトルである「Diamond Teeth Samurai」もとてもキャッチーな曲のため、はじめて聴いてみる曲としては良いだろう。
photo: https://www.facebook.com/pg/nbayoungboy/photos/?ref=page_internal
written by 編集部