すでにお伝えしている通り、今月に入って亡くなったニューヨーク出身のレジェンドラッパー、DMX。彼の追悼イベント(メモリアルサービス)が現地時間25日(日)に行われ、Nas(ナズ)、Lil Kim(リル・キム)、Swizz Beatz(スウィズ・ビーツ)、Alicia Keys(アリシア・キーズ)らが出席した。
さらにSwizz Beatzの呼びかけによって、Kanye West(カニエ・ウエスト)と彼が率いるゴスペルチーム、サンデーサービスが出演。この模様は世界中に生配信され、多くのファンがDMXの功績を称えた。
DMXの出身地であるニューヨーク北部、ヨンカーズからメモリアルサービスの会場となったブルックリンにあるバークレーセンター(ライブやNBAの試合も行われるアリーナ)まで運ばれた棺。その様子を見るだけでもDMXがいかに偉大であったかと示すものとなっただろう。
Ruff Ryders(ラフ・ライダース)と呼ばれるクルー・レーベルを率いていたDMXだけあって、そのバイクチームが先導し、棺は巨大なモンスタートラックに乗せられてニューヨーク市内を北から南へと縦断した。
その様子がすぐにSNSで拡散され、まだメモリアルサービスが始まる前だというのに注目を集めた。何ブロックにも及ぶバイク、トラックの列が問題なくブルックリンにまで辿り着けたのも彼の功績を誰もが認め、去ってしまったことを悲しんでいるからこそだろう。
ニューヨーク州はDMXの誕生日である12月18日を「DMXの日」と新たに定めたことも発表された。
Kanye Westはサンデーサービスのパフォーマンスを提供しただけでなく、BALENCIAGAと自身のブランドYeezyをコラボさせた追悼Tシャツを販売。特設サイトで24時間限定、またメモリアルサービス でも販売され、100万ドル(約1億800万円)以上の売上げをDMXの遺族に寄付した。
もちろんKanye Westだけでなく、1998年の映画『Belly』で共演したNasもステージで追悼のコメントを述べ、「映画の撮影をしている時はDMXのアルバムがリリースされる前だった。彼がヒップホップのアイコンになる階段を登り始めた時だったんだ」と2人の思い出を語った。
その他Jay-Z(ジェイ・Z)夫妻やBusta Rhymes(バスタ・ライムス)などニューヨークの同世代ラッパーも多数出席していたとのこと。
DMXの12歳の娘は、1998年リリースのセカンドアルバム『Flesh of My Flesh, Blood of My Blood』に収録されている名曲「Slippin」のリリックを「父親が見てくれているから、立ち上がらなきゃ」と変えてラップを披露した。メモリアルサービスの全編はこちらから。
written by BsideNews
source
https://www.complex.com/music/dmx-memorial-service-report/dmx-children
https://variety.com/2021/music/news/dmx-funeral-swizz-beatz-russell-simmons-1234960096/
photo
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=298297651665297&set=pb.100044551921256.-2207520000..&type=3