出張の多いサラリーマンにとって、大事なものを潰さずに持ち運べる丈夫なスーツケースはなくてはならない商品だ。また、頑丈さが受けてDJ関連機器も安全に持ち運べるためDJの人達からも愛用されている。どんなトップブランドが存在するのかまったくわからない人向けにリモワをはじめたとした人気ブランドを紹介する。
まずはじめに、似たような名前のバッグ・ケース商品が多いため、その中でサラリーマンやDJに人気のスーツケースとはどんな商品であるかを紹介する。1番の特徴は、布製の「ソフトケース」も存在するものの、ABS樹脂・アルミニウム合金などが表面素材として使用されている「ハードケース」が主流である点だ。各ケースの大きさに関しては様々ながら、平面的にはなくワイドな作りのため、高さがある荷物もラクラク持ち運べる。
そして、ハードケースにはDJ機器がすっぽり収まるものが多いほか、高額な機器を安全に持ち運べるためサラリーマンだけでなくDJからも愛されている。その他の特徴としては、大きいサイズの商品については底にローラーが付いていて転がして運べるタイプの商品が多い。
世界中にたくさんあるスーツケース系ブランドの中で王道と言えるのが「リモワ(RIMOWA)」というブランドである。このリモワというブランドはドイツのブランドで、Paul Morszeck(パウル・モルシェック)という創業者によって西ドイツのケルンにて1898年に発祥した。20世紀前半においてスーツケースは木製が主流だったが、軽さと丈夫さを両立したスーツケースの開発に努め、1930年代に世界初となる金属製スーツケースの開発に成功。その後も次々に画期的で機能性も高いスーツケース商品を発表し続け、リモワというブランドは世界的ブランドになっていった。
そして、今日では世界中で「キング・オブ・スーツケース(スーツケースの王様)」と称されている。なお、特徴としてはデザインがシンプルで色的にはシルバーの商品が多い。機能性が素晴らしいため、新人サラリーマンやDJがデザイン性ではなく機能性を重視してスーツケースを買う場合に最もおすすめのブランドである。
世界中のスーツケースブランドの中で、スーツケースの王様とわれるリモワと並ぶ人気を誇るのが「サムソナイト(Samsonite)」だ。こちらはアメリカののコロラド州にて1910年に誕生したブランドで、リモワ同様に100年以上の歴史を誇る。創業当初は所得の高い富裕層に人気の高級系ブランドであったが、飛行機で旅行する人が増えてからはあらゆる人々をターゲットにするようになった。1960年頃には早くも世界有数のスーツケースがブランドとしての地位を確立し、世界中に販売網を広げていく。日本でも経済が発展して飛行機で海外に行く人が増えていく中で人気が定着し、今も変わらない人気を誇り続けている。
なお、創業以来スーツケース専門系ブランドとして存在し続けるリモワとは対照的に2000年代以降は事業が多角化してきているのが特徴だ。具体的には2000年に「Samsonite Black Label」という新レーベルを興し、旅行衣料や女性向け商品の開発にも努めるようになった。「Samsonite Black Label」のスーツケースに関しては、シンプルな通常商品と比較してデザイン性の高いスタイリッシュな商品がラインナップされている。
その他に人気が高いスーツケースブランドを挙げるとなると、「TUMI(トゥミ)」というブランドの人気も高い。こちらは1975年でアメリカで誕生したブランドで、リモワやサムソナイトと比べると歴史は浅いが日本では高い人気を誇る。特徴としては、シンプルなデザインを特徴とするブランドとは違って各商品のデザインレベルが高く、商品数は多くないもののデザイン性を求めたい人にはおすすめだ。
written by 編集部
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