ニューヨークの伝説のディスコとして知られる「Studio 54」と提携した新レーベル「Studio 54 Music」が始動。デビュー・コンピレーションEPをリリースする。
「Studio 54」は、1970年後半から1980年代に実在したディスコでAndy Warhol、Michael Jackson、Diana Ross、David Bowieなどセレブが顧客になっていたことでも知られている。またこれまでに映画『54 フィフティ☆フォー』の舞台になったほか、2018年にはドキュメンタリー映画『Studio 54』も制作されるなど、閉店以降もポップカルチャーに影響を与えてきた。
新レーベルの「Studio 54 Music」では、ディスコの全盛期の魅力的を現代のオーディエンスに届けることを目指しており、第1弾EPとしてリリースされる『Night Magic Vol.1』には、Don Ray「Got To Have Loving」、T-Connection「At Midnight」、Brainstorm「Lovin' Is Really My Game」、Voyage「Souvenirs」などの名曲ディスコ・アンセムを再構築した4曲が収録される。
また同作はニューヨークのリエディットレーベル「Razor-N-Tape」のオーナー、JKrivとディスコグループのMidnight Magicで活動し、LCD SoundsystemやHercules & Love Affairなど「DFA Records」のバンドとしても活動してきたMorgan Wileyが主にプロデュースを担当するほか、ヴォーカルにはTom Bowes、Nicki B、Adeline、RickExpressが参加しているとのこと。
EPに収録される4曲のうち、「Souvenirs」を除く3曲はすでにシングルとして各種音楽プラットフォームにて配信中だ。EPが気になった人はまずは再構築され、現代に蘇ったディスコアンセムをそちらでチェックしてみてはいかがだろうか?
なお、レーベルは今後、マーチャンダイズラインも開始する予定だ。またレーベルのInstagramでは当時の「Studio 54」の様子を収めた写真が公開されるなどかなりクール。ディスコ好きはあせてチェックしておこう。
written by Jun Fukunaga
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https://mixmag.net/read/legendary-new-york-club-studio-54-music-label-disco-news/
photo: Amstelfilm YouTube