これまでに「Collaborative playlists」や「Family Mix」といった友人や家族間で楽曲やプレイリストを共有できる機能を公開してきたSpotifyが、新たな機能として「Group Session」をリリースした。
「Group Session」は、Spotifyの有料会員であるプレミアムユーザー向けの機能で、現在はそのベータ版が公開中だ。この機能ではユーザーの1人がホストとなり、スキャン可能なコードを入手。それをゲストとなるほかのユーザーがスキャンすることで複数のユーザー間で楽曲、プレイリストを共有できるようになる。
共有された楽曲、プレイリストは再生、停止、スキップ、次に聴く曲の選択などの操作が行えるようになるほか、プレイリストへの楽曲の追加を行うなどグループでリアルタイムにプレイリストを作成することも可能だ。また機能による操作の結果は参加しているユーザーの全てのデバイスで更新され、1時間ほどなにも操作が行われない場合は、自動的に終了する仕組みになっている。
Techcrunchによると、この機能は現時点で最大100人までのユーザーが同時に操作を行えるが、利用するにはユーザー同士が同じ場所にいる必要があるとのこと。
しかし、Spotifyは今後、ユーザーからのフィードバックを元にアップデートを行う予定で、例えばもし、離れた場所にいるユーザー同士でもこの機能が利用できるようになることを求める声が多ければ、将来的にそういった機能が実装される可能性もなきにしもあらずだ。
なお、Spotifyは4月に自宅で過ごす世界のリスナーと一緒に楽しむ新たなプレイリスト「Listening Together」を公開している。このプレイリストでは、人気ラッパーのLil Yachty、Selena Gomez、Official髭男dismなど国内外の人気アーティストたちが自宅で過ごすリスナーに向けたメッセージとともに「一緒に聴きたい音楽」を選曲している。
written by Jun Fukunaga
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photo: Spotify