カナダ、イギリスと医療用、嗜好品として解禁が相次ぎ、今年は今までにないくらい世界中で大麻合法化の波が続いている。そして日本にとって身近なお隣韓国でも、医療大麻の合法化が決定した! これで韓国は東アジアで大麻を合法化する初の国となり、産業においても大いに影響を与えるだろう。
また、保守的といわれるその国民性の中で大麻が今後どのように認識されていくのか。今後日本で議論が交わされる際には必ず例にあがることだろう。
韓国の議会では、薬物管理に関する法律を改正することが決定した。同時に、その処方方法についてももちろん議論された。患者が医療大麻を処方されるには韓国政府が管理する「希少疾病用医薬品センター」に申請する必要があり、それとは別に医師からの処方箋も受け取る必要があるとしている。
韓国では7月に議論された際、食品医薬品安全省から大麻の主な有効成分であるカンナビジオール、テトラヒドロカンナビノールなどがてんかん、エイズそしてがん関連の治療に役立つことが認められた。食品医薬品安全省はこの一連の改正法が希少疾患患者の治療機会を拡大するだろうと発表している。
嗜好用としてもすでに解禁されているカナダのマリファナビジネスの大手企業の代表は「世界大麻産業にとっても大きな飛躍である」と今後に期待している。
アジア圏では世界ではじめて医療用大麻が合法化された国のひとつであるイスラエルにおいて、長年医療大麻の研究が行なわれている。その歴史はアメリカなどよりも古く、今では多くのアメリカ企業がその産業に出資しているほどだ。日本人にも馴染みの深いマレーシアでも医療大麻の合法化を検討中で、タイでも間も無く合法化される見通しで連日のように報道されているという。
これらの波に日本が乗る日もそう遠い未来ではないように思える。嗜好品として解禁されている国や地域は少ないものの、医療用として必要とする患者が存在することは紛れもない事実。今後偏見だけでなく、知識として日本でも取り上げられることを期待したい。
written by #BsideNews
source:
https://mjbizdaily.com/breaking-south-korea-becomes-first-country-in-east-asia-to-legalize-medical-cannabis/
https://asia.nikkei.com/Economy/Asia-plants-seeds-for-medical-cannabis-market
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