音楽データ分析プラットフォーム「Soundcharts」の日本語版サイトがオープン

音楽ストリーミングの知見とともに課題把握やデータ分析が不可欠な時代に必要な分析ツールが日本語で使用可能に。
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2020.09.07 11:00

フランスのスタートアップテックカンパニーSoundchartsによる音楽アナリティクスツール「Soundcharts」の日本語版サイトが公開された。



ストリーミングリスナー、オンラインメディアでの言及などをグローバルにモニタリング  


Soundchartsは、ストリーミングリスナー、ラジオでのエアプレイ、オンラインメディアでの言及、プレイリスト、チャートをグローバルにモニタリングし、リアルタイムであらゆるアーティストの分析を提供する唯一のSaaSプラットフォームで、全世界中で毎日5億ポイントのデータを処理しているという。 


Web上でアーティスト名、プレイリスト名を検索することでそのアーティストのリスナー数、チャート状況(Apple、Spotify、YouTube、Shazam、iTunes、Deezer)、プレイリスト状況(Spotify/Apple)などを把握することが可能で、一部の国と地域のチャート情報ではTikTokチャート、Instagram Musicチャートも表示される。また海外ではユニバーサルミュージック、ワーナーミュージック、ULTRA、Atlantic、BMG、Believe Digital、ソニーATVミュージックパブリッシングなどが利用している。



”狙うべきプレイリスト”発見など活用方法も多岐に渡る 


Soundchartsでは、国、ジャンル、サービスごと、その他のパラメータに基づいて、曲・アーティストのチャートを見やすく表示できるほか、リリース後のデータ分析、広告/PRのチャンス、オーディエンスを確認可能。さらにトレンドとも関係が深いInstagramインサイト情報や新たな海外マーケットを特定したり、現地のパートナーを特定することもできる。


加えて、Spotify、AppleMusic、Deezerプレイリストの履歴にアクセスし、プレイリストのフォロワー数、曲のポジションの変遷など確認可能で。公式プレイリスト、メジャーレーベル作成のプレイリスト、それ以外の一般的なサードパーティープレイリストでフォロワー順にフィルターをして閲覧することで、アーティストが”狙うべきプレイリスト”発見にも活用できるなど、活用用途も多い。  


国内外での音楽ストリーミング配信は増加傾向になる中、現在はメジャーレコード会社アーティストはもちろん、インディペンデントアーティストともに音楽ストリーミングの知見とともに、課題把握やデータ分析が不可欠な時代になっている。最近ではインディペンデントアーティストがバイラルヒットにより、成功を掴むこともそう珍しくないこともあり、ストリーミングでの音楽流通の戦略を練る上で「Soundcharts」のような分析ツールは今後、その必要性がより高まってくるはずだ。



まずは無料体験で「Soundcharts」を試してみよう 


利用プランは月額49ドルの「Starter」、月額129ドルからの「Unlimited」、応相談の「Enterprise」の3つが用意されているが、現在は無料体験も可能。また毎月ではなく年間契約されているユーザーが1名いる場合、他のチームメンバーでのディスカウントも相談可能とのこと。 




興味を持ったアーティスト、音楽関係者はGoogleフォームで問い合わせしてみるのもいいだろう。 Soundcharts日本語版サイトはこちらのリンク先にて。

 


written by Jun Fukunaga 


source: 

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000060173.html


photo: PR Times

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