今年、5月に開催される音楽フェス「EDC Las Vegas 2019」にて、UKダブステップのレジェンドの1人であるSkreamがダブステップセットを披露することが発表された。
Skreamは、2000年代にUKにおけるダブステップシーンの発展に貢献。2005年の「Midnight Request Line」のほかに、2009年のLa Roux「In for the Kill」のリミックスなど名曲を多数生み出してきた。しかし、2010年代に入り、メンバーの1人であったUKダブステップの伝説的なユニット「Magnetic Man」のメインストリームでの成功以後、ダブステップから方向転換。それ以降はハウスやテクノといった4つ打ち系のトラックのプロデュースを続けてきた。
しかし、最近のMixmagによるインタビューでEDC Las Vegasでは盟友の1人、RuskoとともにB2Bでダブステップセットで披露すると発表。しかもそのセットはSkreamがシーンで活躍した2004年〜2007年の作品を使用した「OLD SKOOL DUBSTEP SET」とのこと。またEDC Las Vegasのラインナップにも「OLD SKOOL DUBSTEP SET」とクレジットされている。
Bring the ENERGY! 💫🎶 #EDCLV2019 #kineticENERGY
— EDC (@EDC_LasVegas) 2019年3月27日
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今回、”脱ダブステップ”中のSkreamがダブステップをプレイすることに対し、「キャリアを前進させるために自分の昔の曲を2度プレイするつもりはないと宣言していたが、かつての作品には未だに愛着がある。どデカイパーティーをしよう」と語っているのは非常に印象的だ。
そして、今回のセットが楽しみな点はやはり、同じくUKダブステップのレジェンドであるRuskoが今回の相棒に抜擢された点だろう。2000年代から活動を続ける彼は、2010年代前半には本国を飛び出しDiploのレーベル「Mad Decent」からリリースを重ね、シーン最大のスターに。しかし、2017年に胃がんの一種である胃リンパ腫を患っていることを発表。闘病生活がスタートしたが現在は無事克服。2018年2月から活動を再開させている。
EDC pic.twitter.com/5L4i7vrIt0
— rusko (@ruskoofficial) 2019年3月27日
「OLD SKOOL DUBSTEP SET」について2人は、リハーサルも行い、ファンが期待するものを披露できると宣言。必ずや歴史的なセットになることだろう。
なお、SkreamとRuskoは、初日となる現地時間5月17日(金)に出演する。現時点では当日のライヴストリーミングに関する情報はまだ公開されていないが、昨年も行われていただけに今年も実施されることに期待したい。
written by Jun Fukunaga
source:
https://ukf.com/news/skream-rusko-to-perform-old-school-b2b-at-edc-2019/24273
https://en.wikipedia.org/wiki/Skream#Early_career:_2005%E2%80%932010
https://en.wikipedia.org/wiki/Rusko_(musician)
photo: Skream Facebook