ミュージシャン&DJ必見! ローランドがクールなVJスマホアプリ『Beat Sync Maker』をリリース。動画のビートを自動検出

”SNS映えする”一段上の動画配信を行いたいミュージシャン、DJにとっては新たな定番ツールとなる予感。
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2018.11.29 12:00

楽器メーカーのローランドが、ローランドが楽曲のビートに合わせて簡単に視覚エフェクトを加えることのできるスマートフォン用の動画加工アプリ『Beat Sync Maker』をリリースした。


ビートに合わせて簡単に視覚エフェクト追加できる『Beat Sync Maker』  


同アプリは、スマホで撮影した演奏シーンやDJプレイなど音楽動画を再生しながらアプリに用意された使いたいエフェクトを選ぶだけで、簡単にMV風の”SNS映えする”動画が作れるというもの。 用意された内蔵エフェクトは、輪郭を抽出して強調する「Edges」、音声が波形で表示されリアルタイムに動く「Wave Form」、色彩を反転させる「Invert」など5種類。さらにビートに合わせて2つの映像を切り替えることができる「2-Video Mix」では、アプリ内にある18種類の映像と組み合わせることができるなど、ユーザーがオリジナルの動画と組み合わせることもできるという優れもの。




またアプリ開発の背景には、スマートフォンの性能向上によって動画撮影を手軽に高画質で行えるようになり、アマチュアのDJやビートメーカーが自身の演奏を撮影し、YouTubeやSNSへ動画を投稿することが一般的になってきているものの、プロのMVでは、複数のカメラで撮影した映像を切り替えたり、専用のソフトで編集することで、機材のつまみやボタンなど手元操作中心のパフォーマンスに視覚効果を加えてインパクトのある動画が制作されているが、現状、アマチュアにとってはまだまだ費用や操作の面で実現するのは困難だ。 


しかし、この『Beat Sync Maker』を使えば、スマホ1台だけで、ダンスミュージックの特徴である強いビートに連動して変化する視覚効果を加えて、簡単に印象的な動画に仕上げることができるため、今後、”SNS映えする”一段上の動画配信を行いたいミュージシャン、DJにとっては新たなビジュアル面での定番ツールになりそう。



アプリ内課金で動画を無制限に加工可能 


なお、アプリの無料版では最長で30秒までの動画を制作することが可能だが、アプリ内課金でアップグレードすれば、動画の長さを無制限にすることができるとのこと。またスマホで高音質の動画収録ができるオーディオミキサー、「GO:MIXER PRO」もしくは「GO:MIXER」と接続して動画作成を行えば、課金することなくアップグレード版と同じ機能を使うことも可能だ。  


個人的には、先月来日公演も行ったRichie Hawtinの最新オーディオビジュアルセットの「CLOSE」を彷彿とさせるエフェクトの「Edges」を使ったビジュアルが超クールでオススメ。まずは無料版をダウンロードして試してみてはいかがだろうか?



written by Jun Fukunaga 


source: https://www.roland.com/jp/news/0816/?lang=ja-JP


photo:Roland

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