今年に入って急増しているアメリカに住むアジア系の人々を狙った暴力事件。3月中旬にアトランタで起こった、韓国系マッサージ店に21歳の白人男が乱入し、銃を乱射して韓国系女性6人を殺害した事件をきっかけにアメリカだけでなく世界中で抗議の声が上がっている。
SNSではハッシュタグ「#StopAsianHate」を使い、多くのアーティストも声を上げているなか、Rihanna(リアーナ)はニューヨークで実際にデモに参加。彼女のアシスタントであるTina Truongはその様子をInstagramにも投稿している。
アジア系アメリカ人が先導するデモに、Rihannaは黒で統一した格好に帽子とサングラスで顔を覆った姿で参加。時折参加者と会話する様子もあり、「#StopAsianHate」のサイン、「Hate=Racism Against God(ヘイトは神に対しての差別だ)」と自らが書いたサインを掲げていた。
参加者の中には彼女がRihannaだと認識できずに、直接Instagramのアカウントを聞きフォロワー数を見て信じられないと疑う者もいたようだ。BLACK LIVES MATTERのデモにおいても多くのアーティストが参加していたことは報じられており、今後Rihannaに続いてセレブレティーと呼ばれる著名アーティストがより一層声を上げていくことも期待できるだろう。
Rihannaはデモに参加する以前からSNSにて「アジア系アメリカ人に対するヘイトが増えていることは非常に不快だ」と感情を露わにしていた。彼女だけでなくAriana Grande(アリアナ・グランデ)は「これらの事件はヘイト・クライム(憎悪犯罪)として起訴されるべきだ」と投稿し、Pharrell(ファレル)もまた「今すぐアジア人に対するヘイトをやめるべきだ」と発信している。
にも関わらず、事件の数は増えていくばかりなのが現状だ。カリフォルニアでは犬の散歩をしていた64歳の女性が刺されて死亡、デモの行われたニューヨークでも前日にはアジア系26歳の店員が勤務中に顔を殴られるなど全米各地でその被害は急増している。警察はその全てがヘイト・クライムであるわけではないとの見方を示している。
ニューヨークなどの日本領事館ではアジア系住民に対する犯罪被害に遭わないための注意点について、公式サイトで発信している。
written by BsideNews
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https://www.complex.com/music/rihanna-attends-stop-asian-hate-march
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