Propellerheadが人気音楽制作ソフト「Reason」の最新バージョン「Reason 11」リリースを発表した。
Reasonの特徴はソフトに搭載されているラック型の様々なシンセ、インストゥルメント、エフェクトなどのプラグインを使って音楽制作できるところにあった。最新の「Reason 11」ではその特徴がアップデート。従来のReasonと同じようにラック型の各シンセ、エフェクトなどが「Reason Rack Plug-in」としてまとめられる。これにより搭載されている固有のプラグインがAbleton Liveなど他社の音楽制作ソフト上でRewire機能を使うことなく、ダイレクトに使用できるようになる。
さらに「Quartet Chorus Ensemble」、「Sweeper Modulation Effect」、「Channel EQ」など5種類の新たなデバイスが追加。そのほかにオーディオクリップのクロスフェード、MIDIノートのミュート、リズムパターンの打ち込みなどに効果を発揮しそうなマルチプルノートの入力といった新機能も使い勝手が良さそう。
現在までに発表されている情報によると価格はエントリーモデルのIntroが99ドル(約1万472円)、Standardが399ドル(約4万2204円)、Suiteが599ドル(約6万3359円)。まず9月25日にVST3バージョンがリリースされ、年末までにAUバージョンもリリースされるとのこと。
"史上最大のアップデート"といわれた前回のアップデートに引き続き、最新版も音楽クリエイターのクリエイティビティを刺激してくれるはずだ。
written by Jun Fukunaga
source: https://www.propellerheads.com/en/reason/new
photo: Propellerhead YouTube