Behringerが最新TR-808クローン・リズムマシン「RD-8 MKII」を発表!

オリジナルTR-808の音色作りにおいて、重要な役割を果たした「BA662」チップを再現することに成功したという。
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2021.06.29 05:00

これまでに多くのクローンシンセを開発・販売してきたBehringerが、新たなTR-808クローンとなる「RD-8 MKII」を発表した。



新たなコンポーネントと回路を使って一から再設計


「RD-8 MKII」は、国内で2020年1月にリリースされた「RD-8」のアップデート版となるモデル。初代RD-8は、16ドラムサウンド、64ステップシーケンサー、Wave Designer、デュアルモードフィルターを備えたアナログリズムマシーンで、手頃な販売価格にも注目が集まった。

「RD-8 MKII」は、一見しただけではRD-8との外見の違いは見当たらないが、Behringerによると新たなコンポーネントと回路を使って一から再設計し直されており、その結果、サウンドとノイズ、フェーズレスポンス(位相応答)が劇的に改善されているという。




オリジナルTR-808の音色作りにおいて重要な役割を果たした「BA662」チップ再現に成功


また、Behringerの姉妹企業である半導体メーカーのCoolaudioと共同でRolandのオリジナルTR-808の音色作りにおいて重要な役割を果たした、40年前の「BA662」チップを再現することに成功。このチップにより、「RD-8 MKII」は、現代のドラムマシンでは考えられないほどの本格的なヴィンテージサウンドが発音が可能な"アナログ・ビートメイキング・モンスター”になっていると公式サイトで述べている。 販売価格は329ドル(約3万6362円)で、Behringerによると在庫はあり、同社の工場から即出荷可能とのこと。


written by Jun Fukunaga

source: https://www.musicradar.com/news/behringer-says-that-the-rd-8-mkii-is-an-even-more-authentic-808-style-analogue-drum-machine
https://www.behringer.com/product.html?modelCode=P0EH9

photo: Behringer YouTube 

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