Flying Lotusが主宰するレーベル「BRAINFEEDER」の創設メンバーの1人としても知られるプロデューサー、ビートメイカーのRas Gの訃報が報じられた。39歳だった。
It is with great sadness that we say goodbye to one of our brothers, Gregory Shorter, aka RAS G. We send our heartfelt condolences to his family, friends, & fans worldwide. One of the founders of BRAINFEEDER & LA Beat Scene. Rest In Peace G. We love you. (Ohhh Rass! • Airhornn!) pic.twitter.com/1pd8wX6Fyi
— BRAINFEEDER (@BRAINFEEDER) July 29, 2019
Ras GはSun Raに影響を受けたアフログルーヴ、スペーシーな世界観と卓越したビートメイクで知られ、2008年にLAビートの名盤『Ghetto Sci-Fi Music』をRas G & The Afrikan Space Program名義でリリース。同作はビートミュージック好きの間で高く評価され、Ras Gの存在を広く世に知らしめることになった。
その後もBRAINFEEDER、Leaving Records、Ghetto Sci-Fi Musicからリリースを重ね、今年6月には最新アルバム『Down 2 Earth Vol. 4 』をリリースしたばかりだった。
正式な死因については現時点では明らかになっていないものの、Ras Gは昨年、肺炎、糖尿病、甲状腺機能低下症および心不全のために病院に搬送されており、健康に問題を抱えていたことも報じられていた。また今年6月に開催された国内フェス「FFKT」への出演も健康上の理由で出演をキャンセルしている。
訃報に際し、単独公演での来日を控えるFlying Lotus、Thundercat、TOKiMONSTA、Daddy KevらLAビートシーンの有名プロデューサー/DJたちが追悼コメントを発表。また日本人プロデューサーでもstarRoがSNSに追悼コメントを投稿している。
My heart aches. Goodbye @Ras_G, my backwood loving modern Sun-Ra . You were at my first beat cypher at Project Blowed. You always saved a spot for me at Low End. You let me smoke my first backwood. I took this pic w you in Arcata in 2011. You made it to the Spacebase. RIP homie pic.twitter.com/oUkaFI30qb
— T᷈O᷈K᷈iM᷈O᷈N᷈S᷈T᷈A᷈ (@TOKiMONSTA) July 29, 2019
今のLAのビートシーンを築いたキーマンの一人@Ras_G が亡くなりました。僕がLAで音楽活動を始めたばかりの頃から励まし続けてくれた音楽愛溢れた男でした。僕も見方によっては今苦しい時期だけど、生きて音楽をできてることがどんなに幸せか思い出せって声が聞こえました。心からRIP🙏
— starRo (@starRo75) July 29, 2019
Ras Gは今年4月4日に公開されたRolandによるLAビートとSP-404をテーマにしたドキュメンタリー作品に出演していた。
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written by Jun Fukunaga
source:
https://www.residentadvisor.net/news/44174
https://twitter.com/ffkt_fest/status/1134484538879463424?s=20
photo: Roland U.S. Twitter