アルバムの制作が噂されていたKendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)だが、音楽だけでなく全てのクリエイターを育成していくとして新会社、pgLangの設立が突如発表された。この会社はKendrick Lamarの単独事業ではなく、所属しているレーベルTop Dawg Entertainmentの元社長であり、MV監督として多くの賞を受賞しているDave Free(デイブ・フリー)との共同事業と発表されている。
ウェブサイトのトップにはDave Freeが監督をつとめた4分半ほどのショートフィルムも公開されており、Kendrick Lamarの他にもラッパーのBaby Keem(ベイビー・キーム)、女優のYara Shahidi(ヤラ・シャヒディ)とシンガーのJorja Smith(ジョルジャ・スミス)が出演。謎に包まれた新たなプロジェクトがスタートした。
pgLangのサイト上には文章が隠れていくもののプロジェクトの目的が書かれており、それによるとpgLangは多言語されたプロジェクトであり音楽、映像だけでなく全てのクリエイターに向けたものであり、型にはまらない挑戦的なアイデアをサポートしていくものとある。
Baby KeemのInstagramではロサンゼルス・タイムズに出されたと思われるpgLangの広告が投稿されており、Baby Keemが最初にパートナーを結んだアーティストであることも書かれているものの、「説明できることはない、pgLangはpgLang自体が説明するものさ」と内容についても謎めいたメッセージが添えられている。
さらベテランラッパーのNas(ナズ)が自信のInsragramでKendrick Lamarとの写真を投稿し、その手には広告が掲載されたロサンゼルス・タイムズが!! 何もコメントはされていないものの、コラボする可能性は充分にあるだろう。
そんな謎めいたpgLangだが、ショートフィルムのクレジットを見てみると映像で使われている2曲について書かれている。序盤で使われているのはBaby Keemのニューシングル「Jump 2」で名前こそ書かれていないがKendrick Lamarも参加しているもよう。そしてエンディングではイギリスのシンガーFlorence Welch(フローレンス・ウェルチ)とアメリカのサックス・プレイヤーKamasi Washington(カマシ・ワシントン)による2018年の楽曲「June」が使われている。
これだけを見ると音楽レーベルのようではあるが、映像スタジオでもなくマネージメント会社ではない全く新しいスタイルの会社とされているpgLangなので今後様々なアーティストが参加していくのだろう。そこに日本人の名前を見る日も近いかもしれない。
謎に包まれたプロジェクトが明らかになるにつれ、Kendrick Lamarのアルバムへの期待も高まっていくだろう。
written by BsideNews
source
https://hiphopdx.com/news/id.54838/title.kendrick-lamar-dave-free-launch-at-service-company-pglang-with-baby-keems-assistance
https://www.pg-lang.com/
photo: https://www.pg-lang.com/