海外の人はPerfumeをどう観ていた? コーチェラでのメディアやSNSの反応を探る

Rolling Stoneによる「Coachella 2019」ベストアクト16組に選ばれたPerfume。コーチェラでの海外メディアやTwitter上の反応と、2週目のライヴ配信の衝撃を振り返る。
SHARE
2019.04.25 06:00

4月12日〜14日、19日〜21日の2週にわたって、世界中の音楽ファンの胸を焦がしたアメリカ最大級の音楽フェス「Coachella(以下:コーチェラ)」。記念すべき20年目のコーチェラで、初となるガールズJ-POPグループの参戦が発表され、話題となっていた。そんなPerfume(パフューム)が海外メディアでどのような評価を受け、リアクションがあったのかを紹介しよう。





2週目では待望の配信も! 北米ツアーとともにコーチェラで爪痕を残したPerfumeへのリアクション


1週目では配信が行われなかったため、その模様を見ることが出来ずがっかりしたファンも多いだろう。しかし1週目が終了したのち、アメリカの音楽メディアRolling Stoneによって16組のベストアクトにPerfumeが選出。2週目の配信アーティストにも決定し、現地に行けないファンに嬉しいニュースを届けてくれた。


▶関連記事

Perfumeライヴ配信決定! コーチェラ2019 2週目配信アーティスト7組が発表される



“広島出身のガールズトリオはコーチェラで演奏する最初のJ-POPグループであり、その存在は充分に認知されていなかった印象だ。しかし、日曜日の夜に最高にヤバいレイブパーティーを扇動した。Perfumeによるバブルガムハウスとハッピーハードコアポップで、好奇心旺盛なフェスティバル参加者たちをハチミツに群がる蜂のようにGobi Tentステージに集めた。- そしてオーディエンスは彼女たちの輝きに魅了され、長い時間留まって踊っていた。 VIPゾーンには、プエルトリコのスーパースター、Bad Bunny(バッド・バニー)も見に来ていた。”

Suzy Exposito, Rolling Stone


このようにRolling StoneではJ BALVIN(ジェイ・バルヴィン)や、SOPHIE(ソフィー)、JPEGMafia(ジェイペグマフィア)、Rosalia(ロザリア)といった注目のアーティストともに紹介された。


続いて、


“Perfumeの音楽アレンジメントは、うねるベースラインにフィルターがかけられたボーカル、キャッチーなフックによってその楽曲性を際立たせている。PefumeはJ-POPとカテゴライズされる際につきまとう、“無邪気さ”と“陽気さ”という厄介なイメージを切り離すことに成功し、さらに過去15年間のキャリアを経て、日本でもっとも愛されながらグローバルに進出するアーティストとなった。Coachellaに参加している人々の大多数は、Perfumeの存在に気づいていない。Perfumeの文化的なクロスオーバーを目撃するステージは、オーディエンスのための本当のご褒美と言える。”

CAMERON HOLBROOK,mixmag


と、ダンスミュージックに特化したmixmagも太鼓判を押していた。APHEX TWIN(エイフェックス・ツイン)やAmerie Lens(アメリー・レンズ)、Kaytranada(ケイトラナダ)といったクラブ/ダンスミュージックフリークたちに支持されるアーティスト20組の内の1組として紹介。Perfumeのサウンドはいわずとしれた中田ヤスタカが担当しており、ポップミュージックとしてだけでなくダンスミュージックとしてサウンド面でも評価されているのだ。


他にもVarietyがPerfumeのパーソナルに迫るインタビューを行い、Consequenceもコーチェラで見るべきアーティストとしてPerfumeの名を挙げている。海外のエンタメ、音楽メディアからの期待値は高かったのだ。以前block.fmでも紹介したように米Billboardがインタビューを行ったこともその顕れである。



▶関連記事

桁外れの規模にびっくり!? Perfumeが語る、コーチェラと東京ドームでのライヴの違い


コーチェラでのPerfume配信を求む声多数


先述したようにコーチェラ1週目にはPerfumeのライヴが配信されることはなかった。日本のファンで肩を落とした人が多かったことは言うまでもないが、海外のファンもSNSで配信を熱望する声が数多く見られた。


SHARE