ドラム&ベースの人気トリオ、Noisi(ノイジア)ってナニモノ!?

うねるようなベースが最高に気持ち良い!ドラムンベース人気トリオ、Noisiaについて知ろう
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2018.05.26 05:05

Noisiaの原点




Noisiaはヨーロッパのドラム&ベースシーンを代表する3人組ユニットである。THIJS DE VLIEGERとNIK ROOSらがRUSH&OPTICALの影響を受けて、独自の音楽作りをはじめたのが原点である。


Noisiaのグループ名の意外な由来


Noisiaのメンバーは無名の頃、たまたま観ていたVISION VIDETAPEからヒントを得て、VISIONを逆さにしたNoisiaを自分たちのバンド名にした。世界観を180度転換することがバンドのコンセプトとなり、TOMAHUKとの最初のコラボ「MAYHEM OF SHADOW LAW RECORDINGS」を発表した。そして2003年にSILICONとコラボし、ドラム&ベース作品の初リリースに至っている。


その後SUBTITLE RECORDからリリースを重ね、同レコード主宰のHONCHO TEE BEEとのコラボレーションも行っている。その他CALYXやBAD COMPANY UK等の著名レーベルともコラボしており、最終的には自分たちのレーベル「VISION RECORDINGS」を設立している。同レーベルは設立後急加速しており、「BAD DREAMS」や「OMMISSIONS」などのドラム&ベース作品を次々にリリースした。


ドラム&ベースに濃厚な展開が詰まっている


Noisiaの曲の中で日本人に馴染みのあるのが、「Machine Gun」である。イントロ部分は軽快なハウス風で、途中からダブステップばりの重くノイジーなドラム&ベースに切り替わる。その後変則的なビートやうねりの効いたベースが炸裂し、聴くものをNoisiaワールドに引き込むのである。Noisiaはドラムンベースを基調とする曲を多く作っているが、エレクトロやハードコア・ブレイクビーツも得意としている。バラエティに富んだ音作りが魅力でもあり、幅広いファン層を獲得しているわけである。特におすすめとされているのが「Could This BE」で、グリッチホップ風のハーフステップから始まっている。その後にダンスホールレゲエを基調としたビートに変わり、最後はハーフステップに回帰してくる。3分の短い曲ではあるが、人生のような濃厚な展開が詰まっている作品である。





幅広いシーンに大旋風


Noisiaには「Could This BE」以外にもドラム&ベースの名曲と評されるものが多くあり、その一つがForegin Beggersを迎えて制作された「Soul Purge」である。




同曲はアブストラクトヒップホップ調で、ダンスミュージックであることを忘れさせる斬新さがある。これと肩を並べる曲として、Amon Tobinを迎えた「Sunhammer」も挙げることができる。IDM界のキングの新たな一面が引き出された作品と言える。そのように、NOSIAは幅広いシーンに大旋風を巻き起こしており、今後も成長し続けることが確実視されている。




ダンスミュージックからドラム&ベースに


ダンスミュージックにハマった日本人の中には、ドラム&ベースに新たにハマるケースも多い。その中には「Machine Gun」を聴いたことがキッカケにNoisiaのファンになることも珍しくない。その多くは「Shellshock」も聴いており、Machine Gunと同曲を交互に繰り返し聴くわけである。因みに前者のMVはグロテスクな演出であるが、後者は初心者でも比較的見やすく仕上がっている。そして、この2曲を聴くことで、Noisiaのおよその全体像が見えてくるわけだ。特にMachine Gunのキック音には定評があり、脳まで刺激されると言われている。その中でもShitboxやLeakageなどは大音量で聴かれることが多い。これらの曲の良さを実感できるのがヘッドホンで、いいヘッドホンなら低音が頭の中まで響き渡るわけだ。Noisiaは日本のダンスミュージックにも造脂が深く、アイドルグループの曲をリミックスしている。


Photo: https://www.facebook.com/noisia/

Written by 編集部



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