そのナイル・ロジャースがここ数年をかけて制作に打ち込んでいるのが、現在も「シック featuring ナイル・ロジャース」名義でライブ活動を続けているシックの新作だ。70年代に「おしゃれフリーク」(“Le Freak”)、「グッド・タイムス」「ダンス・ダンス・ダンス」といったヒットを生んだことで知られる同グループだが、ナイル・ロジャースは、彼と共に数々のヒットを生んだ故バーナード・エドワーズ(Bernard Edwards)が存命していた70年末~80年代初期頃の「紛失していたシックのアナログ・デモテープ」を発掘、これを元にシックの新作『It’s About Time』を制作すると発表した。