Nas、Janet Jackson、LaBelleらの音源がアメリカ議会図書館で永久保存されることが決定

将来にわたり保存すべき文化的、歴史的、芸術的に重要な録音資料であると認められた。
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2021.04.05 08:00

事実上アメリカの国立図書館と位置付けられるアメリカ議会図書館(Library of Congress)が2021年に永久保存される文化的、歴史的、芸術的に重要な録音資料を発表した。


この国家保存重要録音登録制度(National Recording Registry)は2000年に設立され、毎年25の録音物が加えられており、昨年はTina Turner(ティナ・ターナー)Dr. Dre(ドクター・ドレ)Whitney Houston(ホイットニー・ヒューストン)らの作品が選ばれている。






Nas、Janet Jacksonらの作品が新たに追加


3月24日に発表された新たな25作品の中には1994年にリリースされたNas(ナズ)のデビューアルバム『Illmatic』、1989年リリースのJanet Jackson(ジャネット・ジャクソン)のアルバム『Janet Jackson's Rhythm Nation 1814』、1974年リリースのLaBelle(ラベル)によるシングル「Lady Marmalade」などが含まれる。


選ばれる条件は、将来にわたり保存すべき文化的、歴史的、芸術的に重要な録音資料であることに加え、リリースから10年以上経過していることとなっている。


すでにクラシックと呼ばれている作品が選ばれることは間違いないが、ジャンルを飛び越えて”文化的に重要”という点がなんとも興味深い。そうした視点で作品を聴き直すとまた違った楽しみ方ができるのではないだろうか。





アメリカの歴史に刻まれる名誉ある選出


音楽には数々のアワードがあるが、アメリカ議会図書館で永久保存されるということもアーティストにとってとても名誉あることだろう。


1979年にリリースされたセサミストリートのKermit the Frog(カーミット)が歌う「The Rainbow Connection」の作詞作曲を手掛けたPaul Williams(ポール・ウィリアムズ)は「どうやって選ばれるものかはわからないが、自分の曲を信じていたよ」とコメント。カーミットは「歴史に名を残した最初の”カエル”だ!!」と喜びのコメントを発表している。


もちろんNasやJanet JacksonらもSNSで感謝を述べており、その喜びが伝わる。昨年選ばれたDr. Dreのデビューアルバム『The Chronic』のようにギャング的要素もあり過激な表現が含まれている作品でも、その文化的価値を認め選出されることは素晴らしい。



来年はどんな作品が選ばれるのか楽しみにしたい。



written by BsideNews


source

https://pitchfork.com/news/janet-jackson-nas-and-labelle-songs-archived-in-library-of-congress/


photo

https://www.loc.gov/item/prn-21-015/




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