コラボ音楽曲が上位を占めているUSチャート
USチャートを見てみると、コラボ曲が上位を占めている。有名アーティスト同士のコラボという事で話題性も高く、YouTubeに上がっているPVの再生数が億を超える物も多い。また、若いアーティストがランキング上位に食い込んでいるというのも特徴だ。
実際、どういったアーティストの曲がUSチャートで人気になっているのか見てみよう。
多額の寄付をした事でも話題のDrake（ドレイク）「God's Plan」
現在USチャートで人気になっているのが、ドレイクの「God's Plan」だ。ドレイクは危険な香り漂う歌詞と、緊張感漂うビートでヒップホップ界の中心的人物となっている。そのドレイクが発売した「God's Plan」は、音楽性の高さもさる事ながら、多額の寄付をした事でも話題になっている曲である。
「God's Plan」のMVでは、スーパーマーケットに訪れた客達に物を買っている姿や、学校や生徒達に寄付をする様子が映っている。これは演出ではなく、実際に寄付をしている様子だ。寄付した総額は1億円を超えるというのだから驚きである。ドレイク自身、自分のキャリアの中でも最も重要な行いだとコメントしており、今まで発表した曲とは違った思いを持っているようだ。
Ed Sheeran（エド・シーラン）が史上最高のバラードを発表
エド・シーランの「Perfect」がUSチャートを賑わしている。USチャートでもトップを走っているこの楽曲は、エド・シーランが得意としている甘いラブソングバラードだ。人気女性シンガーのビヨンセとのコラボというのも話題になっている。USチャートでは6週連続1位、YouTubeのPV再生回数が5億回とその人気は衰える事を知らない。
歌詞の内容はパーフェクトな女性を見つけ、その女性に惚れるといったような内容だ。ビヨンセとのコラボという事もあり、この歌詞に共感したという人も多いのではないだろうか。今まで様々なラブソングを発表してきたエド・シーランだが、「Perfect」が代表曲の一つになる事は間違いなさそうだ。
Cardi B（カーディー・B）を迎えた話題のリミックス曲、「Finesse」
Bruno Mars（ブルーノ・マーズ）の「Finesse」が、音楽界を賑わせている。この曲は、Cardi Bを迎えて制作されたリミックス曲である。今まで数多くのアーティストとコラボしてきたCardi Bは、元々ストリッパーをしていた。今ではミュージシャンとして活躍しているが、それまではお金もなく貧しい生活をしてきたようだ。そこから這い上がってきたCardi Bの力強さが、存分に生かされた曲となっている。
MVも非常に特徴的で、90年台のポップな雰囲気が印象的だ。懐かしくお洒落なMVが話題となり、YouTubeの再生数は3億回を有に超えている。2011年と2014年にグラミー賞を受賞。ファッションショーやスーパーボールハーフタイムショーのゲストに出演するなど、大活躍中のBruno Mars。Cardi Bとのコラボで、また新しい音楽性の一面をファンに魅せつけた。
Post Malone（ポスト・マローン）が新曲「Psycho」をリリース
今まで「Congratulations」や「White Iverson」などのヒット曲を生み出してきた、白人ラッパーのポスト・マローン。音楽界に多大なる影響を与え続けている彼が、Ty Dolla $ign（タイ・ダラー・サイン）とのコラボ曲「Psycho」をリリースした。リリース直後から人気となり、USチャートでも上位に入っている。コラボ曲がランキング上位を占めているUSチャートだが、その中でもハイエンドなスタイルが特徴的な楽曲だ。この楽曲はアルバム「Beerbongs & Bentleys」からカットされた物である。
1995年生まれというまだまだ若い彼は、一度見たら忘れられないその姿と、独特の雰囲気で全米を席巻中。元々ヘビーメタルバンドをやっていたといい、意外なバックグラウンドも持っている。物を壊す事が大好きだという彼は、1つの音楽性にとらわれずこれからも新しい音楽を生み出し続けていく事だろう。
photo: https://www.facebook.com/pg/brunomars/photos/?ref=page_internal
written by 編集部