ロンドンのセントラルセントマーチンズ芸術大学を卒業後、UNIQLOからスポンサーシップを得て、ニューヨークのパーソンズ美術大学院に在学中のミュージシャン/ファッションデザイナーのMÖSHIが、SpincoasterのYouTube企画「TOKYO SOUNDS」でライブ映像を9月9日(水)に公開した。
NY、London、東京の芸術大学生が中心となり発足したコレクティブ「Laastc」(ラーステック)の中心メンバーとして活動しているMÖSHI。未だ本格的なライブ活動前であるが、FUJI ROCK FESTIVAL’20 ROOKIE A GO-GO出演、SUPERSONIC 2020最終ライブ審査進出、100byKSR選出、TOWER RECORDSによるキュレーションメディアTOWER DOORSでのPOWER PUSHなど様々なフェス、メディア、レーベルから注目されているアーティストだ。
ファッションアカデミックな経歴を持ちつつ、ミュージシャンとしての頭角を顕しているMÖSHIが「TOKYO SOUNDS」からライブ映像を公開した。「TOKYO SOUNDS」は国内外の気鋭の音楽情報を発信するメディア『Spincoaster』がキュレーションを務め、表現者を繋ぎ、新しい価値を生み出し発信していくプロジェクト。SIRUP、BENNY SINGS、The fin.、Phum Viphuritなど名だたるアーティストが出演しているYouTubeプログラムである。
公開されたライブ映像では「Laastc」所属のプロデューサーPause Cattiが手掛けた「Back And Forth」を披露。MÖSHIのハスキーなローボイスのラップに、スペーシーでアブストラクトなトラックが独創的な世界観を作りだしている。
バイノーラル音声で収録されているためヘッドホンで視聴すると耳元で臨場感溢れる音声が味わえる。立体的に聴こえる音の一方で、映像は実体のないゴーストが揺らいでいるかのような演出が施されている。音としての確かな存在感と、相反する映像がミステリアスな感覚を呼び起こし、瞑想のように静かに、ゆっくりとMÖSHIの音楽世界に沈んでいくような内容になっている。
今後のMÖSHIのライブ活動としては9月26日(土)に開催される「ULTRA-VYBE(ウルトラ・ヴァイヴ)」による新プロジェクト『S.W.I.M.』の「mona records『S.W.I.M.』PARTY」や、10月3日(土)〜10月4日(日)に開催されるキャンプ型音楽フェスのYABITO FESTIVAL 2020への出演が決定している。異なるロケーションとシチュエーションのライブで「TOKYO SOUNDS」エクスクルーシブの今回のライブとはまた違ったMÖSHIの魅力を見ることができるはずだ。
▶MÖSHI
NY在住のミュージシャン、ファッションデザイナー。
ロンドンのセントラルセントマーチンズ芸術大学を卒業後、UNIQLOからスポンサーシップを得て、ニューヨークのパーソンズ美術大学院に在学中。主な経歴としてFUJI ROCK FESTIVAL’20 ROOKIE A GO-GO出演、SUPERSONIC 2020最終ライブ審査進出、100byKSR選出、TOWER RECORDSによるキュレーションメディアTOWER DOORSでのPOWER PUSHなど。現在はNY、London、東京の芸術大学生が中心となり発足したコレクティブLaastcの中心メンバーとして活動している。
Twitter: https://twitter.com/the_moshi
Instagram: https://www.instagram.com/moshi_the/
▶Pause Catti
東京在住のプロデューサー、ミュージシャン。
東京藝術大学大学院在学中に友人らとLaastcを結成。音楽は独創的で瑞々しい響きを持ち、多くの評価を得ている。
2020年2月に初のEPをリリース。
Twitter: https://twitter.com/kawashima_staff
Instagram: https://www.instagram.com/dai5uke_k/
Written by Tomohisa Mochizuki
photo:Spincoaster Youtube/CREATIVEMAN PRODUCTION・SPACE ODD MANAGEMENT