多くのフィメールラッパー達の憧れ、Missy Elliot(ミッシー・エリオット)について知ろう!

2017年に突然新曲をリリース!天才Missy Elliotとは?
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2018.05.19 04:40



多くのフィメールラッパー達の憧れであるMissy Elliot


Missy Elliotはかうてソングライターとして実力を買われて数々の有名歌手に曲を提供していた。しかし今や彼女は、世界中のフィメールラッパー達の原点とも言えるまぎれもない女王なのである。また2005年にはアディダスとコラボしたファッションブランドも立ち上げている。そんな彼女についてご紹介しよう。



最初は女性4人グループ「シスタ」で活躍


Missy Elliotは1997年にシングルを出してデビューしているが、実はそれ以前に女性4人組グループ「シスタ」の一員として活躍していた。シスタが結成されたのは、Missy Elliotが18歳の時だった。デビューする契約と共にアルバムも5枚製作する事が決定したのだが、それはトラブルによって叶わなかった。さらに、シスタ自体もこれをきっかけに事実上の解散と言える活動停止となってしまったのである。シスタ時代にリリースされたのはシングルの「Brand New」と「It's Alright」という2曲のみだった。




ただし、Missy Elliot自体にはソングライターとしての仕事が舞い込むようになった。有名歌手に楽曲を提供するようになったミッシーだが、彼女がラッパーとして認められたのは1996年、彼女が25歳になった年にアリーヤのセカンドアルバムの製作に関わった時だ。この頃にはすでに現在の相棒とも言えるティンバランドと出会っており、2人で手掛けたサウンドがそれまでにないものだった事から一躍有名人となったのである。彼女ならではの特徴として、人の囁いている声までもリズムとして取り入れている「チキチキ系変態ビート」がある。聴く人の心を逃がさないMissy Elliotの曲はアメリカで700万枚以上の売上記録を出し、RIAAによる6つのプラチナ認定を持つ事となる。これを成し遂げたフィメールラッパーはミッシー唯一人しかいない。



2017年に突然新曲をリリース!




Missy Elliotが最後にアルバムを出したのは2006年だった。それ以降、彼女が目立った活動をしていた事はなく、ファンにとっては寂しい日々が続いていた。しかし、そんな彼女が2017年突然新曲を発表したのである。その名も「I'm Better」といい、MVも公開された。そのMVは、なんと公開からわずか3日間で再生数が400万回を超えるという偉業を成し遂げる。Missy Elliotは難病と言われているバセドウ病を患っている事もあって、なかなか本格的な活動をするのが難しいのではと言われていたため、このサプライズリリースには多くのファンが驚きと同時に喜びを感じていたようだ。彼女のラップだけではなく、このMV自体も見応えのあるものに仕上がっている。水中に潜っているように見えるシーンやバランスボールを使って踊るダンサー達などは特に印象に残る場面である。



2018年「Get It」をリリース!




2017年に突如ニューシングルがリリースされた事によってMissy Elliot自身がアルバムを出す日も近いのではないかと言われてきたが、2018年に入ってジャマイカ系ラッパーのバスタ・ライムスとコラボした「Get It」という曲がリリースされた。実はこの2人は1998年にも「Why Do Fools Fall In Love」という映画のサントラ曲「Get Contact」など何曲かコラボした経験がある。この新曲はデスティニーズ・チャイルドのメンバーだったケリー・ローランドの声をサンプリングしたりと豪華な仕上がりになっている。ミッシーの早口ラップを聴きたいという人には特にお勧めのファンにとってはたまらないサウンドである。ちなみに、この曲に関してはアメリカのスーパーボウルで流されたCMで使われており、有名俳優などが曲に合わせて口パクを披露するという面白いものとなっている。


Photo: https://www.facebook.com/missyelliott/

Written by 編集部



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