90年代から活躍し、これまでに全米で700万枚以上のセールスを記録。ラッパーだけではなく、ソングライター、プロデューサーとしての顔も持つミッシー・エリオット(Missy Elliott)が女性ラッパーとして初のソングライターの殿堂入り(Songwriters Hall Of Fame)を果たすことが発表された! ミッシー・エリオットは自身の楽曲の他にもビヨンセ(Beyoncé)、マライア・キャリー(Mariah Carey)、ジャネット・ジャクソン(Janet Jackson)といった多くの有名アーティストの楽曲を手がけており、その功績が認められた結果となった。
昨年11月にノミネートが決定した事でも女性ラッパーとして初となったミッシー・エリオット。前回はジェイ・Z(Jay-Z)がラッパーとして初の殿堂入りを果たした事もあり、2年連続でヒップホップファンにとって嬉しいニュースだ!
今でこそカーディ・B(Cardi B)やニッキー・ミナージュ(Nicki Minaj)といった女性ラッパーが活躍するヒップホップシーンで、その草分け的存在とも言えるミッシー・エリオット。デビュー当初は4人組女性グループ「シスタ(Sista)」に所属するものの、アルバムリリースまでは辿り着けず解散となってしまう。
その後長年のパートナーであるプロデューサーのティンバランド(Timbaland)と共に故・アリーヤ(Aaliyah)のセカンドアルバム『One In A Million』を手がけ、プロデューサーとしての手腕を発揮したのちにラッパーとして注目されるようになった。
デビューアルバムとなった1997年にリリースされた『Supa Dupa Fly』で全米アルバムチャートで3位となったミッシー・エリオットはこれまでに6つのプラチナムセールスを記録しており、2000年代当初、その革新的なサウンドと特徴的なMVで一気に話題をさらっていった。
2015年には毎年全米が注目するアメリカンフットボールの決勝戦「スーパーボウル」のハーフタイムショーに出演。この時パフォームした「Get Ur Freak On」、「Work It」、「Lose Control」といった彼女の過去のヒット曲が10年以上の時を経てiTunesチャートでトップ10入りとなり、その人気の根強さが再認知された。
今年殿堂入りが発表されたのはミッシー・エリオットを含む全部で6人。TLCの代表曲「Creep」の作詞を手がけたダラス・オースティン(Dallas Austin)の他、イギリスのシンガー、キャット・スティーヴンス(Cat Stevens)、カントリーソング界からジョン・プライン(John Prine)とトム・T.ホール(Tom T. Hall)、70年代から世界的な人気を誇るイーグルス(The Eagles)の楽曲を手がけてきたジャック・テンプチン(Jack Tempchin)が選ばれた。
ここ数年シングルのリリースはあるもののアルバムは2005年以来リリースの無いミッシー・エリオット。今回の殿堂入りを機にさらなるアーティスト活動を期待したい! ソングライター殿堂の授賞式は今年6月にニューヨークで行われる予定。
written by BsideNews
source:
https://hiphopdx.com/news/id.49889/title.missy-elliott-will-become-1st-female-hip-hop-artist-inducted-into-songwriters-hall-of-fame
https://en.wikipedia.org/wiki/Missy_Elliott