m-floら日本を代表するアーティストが集結! 熱狂に包まれた北米「OTAQUEST LIVE」を☆Taku Takahashiが振り返る

北米デビューとなったm-floをはじめ、PKCZ®、中田ヤスタカら日本の人気アーティストたちがアメリカの観客をロックした。
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2018.07.26 03:00

現地時間7月5日、「m-flo presents "OTAQUEST LIVE" powered by LDH USA」がアメリカ・ロサンゼルス Microsoft Theaterにて開催された。 


m-floを含む全8組がアメリカのオーディエンスを熱狂させる  


同イベントは、北米最大規模のアニメ・コンベンション「Anime Expo 2018」内イベントとして、 LDH USAが初主催。今回は日本から我らがm-floのほか、PKCZ®、中田ヤスタカ、Crystal Kay、八王子P、TeddyLoid、Masayoshi Iimori、YUC'eの全8組が出演。約7,000人収納可能と言われる大ホールに集まった日本のポップカルチャーファンを相手に最先端の日本のダンスミュージックを披露し、大いに盛り上げた。 










北米デビューでm-floがいきなりオーディエンスをロック! 


先述のとおり、イベントには日本を代表するアーティストが勢ぞろいしたわけだが、今回の目玉はなんといっても今年、3月に復活EPをリリースしたm-flo。今回のライブは彼らにとっては北米デビューとなる記念すべきもので、当日はイベントの大トリとして出演。




ライヴは、m-floがこれまでに世に送り出してきた数々のヒット曲満載のものとなり、序盤は☆Taku Takahashi、VERBALの2人が、『Lotta Love』『let go』などをプレイ。さらにイベントにも出演していたCrystal Kayが『REEEWIND!』で、YUC'eが『the Love Bug (YUC'e Remix)』でステージゲストとして登場する場面もあり、ファンは歓喜。




復帰したLISAを迎え、会場のボルテージは最高潮に 


また今年、m-floに復帰したLISAが登場してからは、3人で「TRIPOD BABY」、「How You Like Me Now?」、「been so long(tofubeats remix)」といったm-floヒット曲のリミックスバージョンがプレイされるなど会場のボルテージを一気に高めた。



その過程で、彼らはオーディエンスに対して「楽しんでますか?」と日本語で声かけ。それに対して「Yeah」という大きなレスポンスが起こるなど、彼らの音楽が国境を越えて親しまれていることが実感できる感動的な光景も見受けられた。




そして、ライヴの最終盤では、LISAが大胆に髪をカットする描写が盛り込まれたMVも注目され、話題になった新曲「No Question」、そして絶対的なm-floアンセムとしてファンの間で愛されている「come again」が披露され、数多くの山場があった今回のライヴの最たるハイライトとなった。




今回の「OTAQUEST LIVE」では、m-floを含む出演した日本のアーティストたち全員が、アメリカのオーディエンスを大いに魅了した。そんなイベントについて、☆Taku Takahashiは、以下のように振り返っている。 


「初めてアメリカのアニメコンベンションでDJをした時ビックリしたのが、コスプレをしてるんだけど、まるでEDMフェスみたいなノリで、日本でプレイしてる曲とかを普通にかけてもガチで盛り上がるし、僕の曲やほかの日本人の曲をかけるとさらにブチ上がってくれたこと。日本でいうとハロウィンイベントのノリに近いかな。


そんなことでここ3年間アメリカのアニメコンベンションに行き続けて思ったのは、ここに集まってくれるオーディエンスと一緒に盛り上がっていくのは、日本のコンテンツを海外で盛り上げていくための1つの可能性になるんじゃないかなって。


ぶっちゃけ、世界を見てアジアの音楽イコールK-POP。猫も杓子もK-POPなんですよね。悔しいんだけど、彼らは10年以上国策として考えてやってきてたし、マーケティングもブランディングも大成功してます。そのキッカケを作ったのは何気に韓流ドラマだったんですね。んでもって僕ら日本人にもアニメやゲームという世界で戦えるコンテンツがあって、それを楽しんでる欧米の人たちも当然ながら日本の音楽をチェックしてくれてるんですよね。


今回のOTAQUEST LIVEは僕が大好きでアメリカで引きのあるアーティスト達へ一緒に出てもらえないか、お願いしました。おかげさまで素晴らしいスタートが切れたと思います。これを機に、他のアーティストや他の事務所と協力しながら、アメリカで日本のコンテンツをどんどん出していきたいと思っています。ついこの前もASOBISYSTEMの中川社長とも一緒に協力し合えるものは積極的にやっていこう!って話しあったり。


個人の成功はもちろん大事だけど、世界で戦う時に『日本代表』みたいな形を作れたらなって思っています。今後の展開も見逃さないでいてください!」





今回の「m-flo presents "OTAQUEST LIVE" powered by LDH USA」では、日本のダンスミュージックとアメリカにいるファンが強くコネクトする絶好の機会となった。今後もこういった日本の才能たちが海を越えて活躍する場が増えて行くことに期待するばかりだ。 




written by Jun Fukunaga




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