DJを始めるならMACがお薦め

なぜMACはWindowsよりも薦める人が多いのか
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2018.07.10 23:31

なぜMACはWindowsよりも薦める人が多いのか


MAC搭載のPCを使用している人はWindowsに比べると、圧倒的に少ない。DJにはMACを使うべきなの? MACなんて使ったことないよ! そんな人も多いだろう。DJをプレイするうえで、確かにMACはおすすめだ。その理由を説明しよう。


MACはWindowsよりもお薦めな理由


なぜMACはたくさんのDJプレイヤーにおすすめされているのか。まず、機能がシンプルで使いやすいのだ。この記事の読者の中にも、MACを使ったことがないという人は多いだろう。でも、実はDJで使うのならWindowsと使い心地はほとんど変わらない。むしろシンプルで使いやすい。


そして動作が安定していることだ。例えば、PCがフリーズすることがある。ここで曲が止まってしまうとDJとしては大問題なわけだが、MACだと曲が止まらず流れることが多い。予備のUSBを使ってその場をのりきる、なんて荒業も可能になる。Windowsだと曲が止まってしまうことが多く、こうはいかない。さらに、MACだと音楽の波形がきれいに流れ、DJをプレイしていて気持ちがいい、という人もいる。




MACならトラブル対応も簡単


自分の出番の前に、PCがトラブルを起こすこともある。その場合、MACを使っていればトラブルの対処が速くできることが多い。それはなぜか。まず、見るべき項目が少ないからだ。DJソフト、MIDI設定、DJ機材用のドライバ。この三点を見れば、大抵のトラブルは解決する。PCの再起動で直ることもある。OSが古いなどの場合は、PCDJを諦めてUSBに迅速に切り替えられる。


それに対してWindowsはどうだろうか。見なければならない項目は、MACの三点に加えて、ASIOのドライバ、音量ミキサー、WindowsUpdateの内容、USBインターフェイスのドライバ、OSのバージョン、その他諸々。とにかく多い。すぐに解決できれば良いが、出番直前での冷静なチェック。難しいのではないか。そんなとき、特に初心者は、周囲の助けを借りることもあるだろう。MACならば使っている人も多いうえに、トラブルの対応方法も大体同じだからすぐに解決するだろう。


Windowsとなると、まず使っている人が少ない。そのうえ、同じWindowsでもメーカーや品番が違ったりすると、見るべき場所が変わってくる。見るべき場所も多い。最悪、一人で対処する必要がある。




それでもWindowsを使いたいのなら


MACをわざわざ新しく買うのは嫌だ、今持っているWindowsではだめなのか。決してそんなことはない。WindowsでもDJを楽しむことはできる。ただ、MACよりは使いにくい、トラブルに対処しにくい可能性があるだけだ。DJでWindowsを使う時には注意が必要だ。


最新のノートパソコンを使用することが望ましい。極端な話、CPUが古いと簡単にフリーズする。そして、アプリは極力入れないほうがいい。思いもよらないアプリの影響で、フリーズすることがある。一番大切なことは、自分でトラブルに対処できるようにしておくことだ。上にある通り、Windowsで音が出ないなどのトラブルが起きたとき、周囲の先輩からの助力は得られないと思ったほうがいい。当然、使っている人が少ないからネットにも解決方法がないこともしばしば。


そして、相談できる人を作っておくことも大切だ。DJが全員MACを使っているわけではない。そういう人たちに相談しやすい環境を整えることがよいだろう。


まとめ


トラブルさえ起きなければ、MACでもWindowsでもDJを楽しむことはできる。しかし、トラブルは誰にでも起きることだ。

 DJでは「自分のトラブルは自分で対処」が基本となる。その対処ができるのなら、WindowsでもMACでも構わない。使いやすいほうを選んで、DJを楽しめればそれがベストだ。


photo: https://www.facebook.com/pg/Serato/photos/?ref=page_internal


written by 編集部

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