TETSUJI TANAKAとCARDZがナビゲーターを務めるドラムンベース番組「Localize!!」。4月24日の放送はMASSIVE WEEKということで、DJ AKiを迎えBasstech+との合同番組を放送。CARDZが進行役となり繰り広げられたTTとAKiのトークセッションの様子をチェック!
Localize!!
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CARDZ(以下、C):そもそも二人が初めて会ったのはいつ?
TETSUJI TANAKA(以下、T):全然覚えてないんだよね。
DJ AKi(以下、A):二人とも覚えてないってさっきも言ってたの(笑)。でも最初にじっくり話したのって、俺が初めてLocalize!!に出演したときじゃない?
T:ちゃんと話したのはそうかもね。
A:こんなこと冒頭から言うのもどうかと思うけど、なんか話しちゃいけない政治感があったじゃん。
C:いいですね、その辺の話いきましょ。
A:こういうのは世界中のどの都市でもあって。シーンを代表する大きなパーティーのレジデントは交わらないとか、そんな古い悪しき習慣みたいなのがあって(笑)。だからさっきも「ポジティブにいきましょう」って話があったんだけど、今はそういう政治とかを飛び越えた、みんなで一つになろうという風潮、みんながそういうマインドを持ってドラムンベースのシーンを作ってると思うんだよね。だからこそ今日こういう番組が成立してるし。
C:しかも今日は平成最後の放送なんです。令和の前に新たな気持ちでドラムンベースを盛り上げていかないとね。僕も色んな現場でよく聞かれるんですが、二人って仲いいんですか?
T:全然仲悪くないよね。
A:なんの確執もないよ。周りの人たちがそう言ってるだけで。さっきも言った政治的な流れでそういう勝手なイメージが伝わっちゃってて。同じ音楽やって志も同じなんだからさ。
T:こんな狭い世界で仲悪くしてもしょうがないじゃないですか。
A:CARDZも最近だと俺のDJでMCやるのに慣れてくれたけど、それこそ20年ぐらい前にめちゃくちゃ叱ったことあるよね、昔は気性が荒かったから(笑)。今はそういうのも飛び越えた感じもあるよね、みんな年取って。
C:ありましたね(笑)。それこそ20年くらいの関係になりますもんね。ちなみに、お二人は、DJをする時に大切にしてることとかモットーってありますか?
T:特にないですね。モットーというか、その日によって全て違うので、一期一会だと思ってますね。毎回違う。
C:じゃあイベントの色に合わせてやってると。
A:DJとしてそれは当然だと思う。ラウンジでハードなセットやるのは違うし、逆も然り。俺のルーティーンって言ったら変だけど、両親が他界した後は、DJの前にかならず祈る、天に。自分に願掛けするみたいな。
T:巨人の桑田みたいだね。
A:あはは!ほんとそういう感じで、袖で祈るんだよね。
T:緊張感を和らげる的な?
A:俺、DJする時あんまり緊張しないのね。緊張しないためにそれだけ準備していくし。ノープランで行くと現場ですごいテンパっちゃうかもしれないってことが、心のどこかで怖いのかもしれない。そういうことがないようにある程度準備はしていきます。
C:DJのためにどれだけ準備に時間かけますか?っていうのも聞きたかったんですよ。ある程度頭に描いてから現場に入るんですか?
A:Jupiterで6時間セットをやるようになって、何通りかの道を考えておくようになったかな。お客さん全然いなくなっちゃうときもあるし、逆に思ったより増えるときもあるから、パターンをいくつか持っていく。昔はきっちりセットを組まないと不安だったんだけど、逆に色んなプランを用意しておくとフロアの様子に対応できるし、そこはちょっと成長したかな。
T:それこそやっぱり毎回違うからね。同じものは二度とないんだよ。
A:あと、読みが外れることもあるんだよね。
T:あるある。どんなベテランになってもあるんだと思う。
C:6時間セットってどれだけ曲用意しておくんですか?
A:だいたいね、250〜300曲ぐらい用意するの。それで実際プレイするのが180〜200曲ぐらい。昔だったら200曲カチッと決めてなかったらイヤだったんだけど、そこは色んな道を作れるようになったかな。
さらにディープなトークはLocalize!!のアーカイブをチェック!
今回のスペシャル番組は5月6日まで視聴可能。
【番組情報】
Localize!!
毎週水曜22:00-23:00放送
Basstech+
毎月第4木曜22:30-24:00放送
written by 編集部