大人から子供まで楽しめる! 名古屋にできた日本で初めてのレゴのテーマパーク「レゴランド」

名古屋駅から電車でも行けるレゴランドはこんなテーマパークだ!
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2019.01.06 05:30

誰もが目にしたことのある有名ブランドのブロックのテーマパーク


2017年4月1日、名古屋にレゴランドがオープンした。子どもの頃、あるいは自分の子どもが小さい頃に遊んだ経験があるだろう、レゴブロックのテーマパークだ。賛否両論あるレゴランドだが、どんな人が楽しめるテーマパークとなっているのだろうか。


紆余曲折を経てきたレゴブロックの歴史


レゴブロックは、デンマークのおもちゃ会社が製造・販売しているブロック型のおもちゃで、その歴史は古く、1948年に今のレゴブロックの原型とも言えるプラスチック製のブロックが誕生した。その後、プラスチック製のおもちゃに批判が出たものの、試行錯誤を繰り返し、1958年に現在目にするレゴブロックの形を完成させ、品質改良や新しいアイテムなどを開発し、乗り物や建物などが作れるおもちゃとして認知されるようになる。


そして、1974年にはレゴブロックにミニチュアの人形が同胞されたシリーズを発表し、その人形は1978年に今のミニフィグに進化し、様々なシリーズ物も世に送り出している。特に、ミニフィグが登場してからは、人物が存在することによってよりリアルな街を作る事に成功、自分が住んでいる街や憧れの街など、多様に再現ができるようになった。また、映画作品の世界をモチーフに発表したレゴブロックも登場し、対象年齢も子どもから大人まで、幅広く楽しめるおもちゃに成長したのである。




大人も楽しめる子どものためのテーマパーク


テーマパークとしてレゴランドが登場したのは1968年6月7日、デンマークのビルンで始まり、その後アメリカやドイツなど7ヵ国に広がるほどの盛況ぶり、日本は8番目に開設されたレゴランドとなる。


場所は名古屋駅から南に出ているあおなみ線に乗って金城ふ頭駅まで行き、そこから北西に歩いて約10分の所にあり、レゴブロックの世界を再現したようなカラフルな建物が迎えてくれる。そして、園内にはレゴブロックで作られた様々な模型があちこちに展示されており、ポップでカラフルな雰囲気、子どもにとってはレゴブロックの世界に紛れ込んだような気分になれる不思議な世界となっている。レゴブロック好きの大人にとっても、たまらない夢の世界だろう。


また、ゴーカートや潜水艦などのアトラクションもあり、一般的な遊園地では年齢制限などで乗れないジェットコースターも、小さな子ども用のジェットコースターが用意されているなど、子ども目線で作られた優しいテーマパークである。なお、ゴーカートも3歳から5歳向けのものがあり、乗車するとドライバーズライセンスの特典をもらえるなど、趣向を凝らしたサービスも満載だ。




名古屋駅から電車で30分もかからない場所にあるレゴランド


さらに、館内にはレゴブロックのおみやげをもらえる工場見学や、実際にレゴブロックで遊べる子供向けのワークショップもあり、そこでは当日予約が必要だがインストラクターがレゴブロックの技を伝授してくれ、受講終了後にはオリジナルの修了証書ももらえる仕組みだ。なお、おとなしく受講なんてしたくない、という子どもにも、自由にレゴブロックで遊べるスペースがあるので安心である。


また、大人にも好評なのが、レゴランドで日本の有名な建物などを500以上再現した「ミニランド」で、お台場やスカイツリーなどの他にも、名古屋らしくナゴヤドームもあり、ドアラを探す仕掛けも埋め込まれている。乗り物や人まで細かく再現されているので、じっくりと時間をかけて眺めてみると、思わぬ発見があるかもしれず、1000万個のレゴブロックで作られた街は圧巻の一言で、芸術的と称する人もいる。


レゴランドは、名古屋駅という土地を中心に捉えると、少し離れた場所に立地していることもあり、名古屋に在住している人でもみんながみんな行った、という訳でも無く、微妙な反応を示す人も多い。だが、元々は子どものために作られたレゴブロックである。その対象者である子どもが楽しめるように、たくさんの工夫とサービスを惜しまないのがレゴランドだ。


名古屋を訪れた時は一度、足を運んでみてはどうだろう。おもちゃの世界の住人になったような感覚を体感するのも、楽しそうである。


written by 編集部


photo: facebook




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