AdidasのCEOであるカスパー・ローステッド氏が、yeことKanye West(カニエ・ウェスト)のスニーカーマーチャンダイズシリーズ「Yeezy」最新作の売上減少の噂を完全否定した。
先日発売されたシリーズ現行最新作の「Yeezy Boost 700 Mauve」は、これまでのシリーズ商品と比べると売上が芳しくないとの噂が立っていた。
その理由に、このシリーズの考案者であるKanyeがトランプ大統領を支援する発言を繰り返していることが挙げられていた。
参考記事:今からでもわかる! Kanye Westの物議を醸す発言集。一体何が起こっているのか?
これについてローステッド氏は「Yeezyの製造ラインの第3四半期の売上はとても良かった」と話し、「(売上が)減速してはいない」と語った。また、今後のシリーズ継続についても「何年も続くものと考えている」と明言した。
続けて、Kanye自身が上記のような政治的発言を連発していることについてローステッド氏は「我々はコラボレーターのすべての言動に賛同しているわけではなく、クリエイティブな活動にのみフォーカスしている」とコメントしている。
一方で渦中の人物であるKanyeはというと、先日Twitter上で「今後は政治的発言を控える」とツイートしたばかり。
My eyes are now wide open and now realize I’ve been used to spread messages I don’t believe in. I am distancing myself from politics and completely focusing on being creative !!!
— ye (@kanyewest) October 30, 2018
「今はもう俺の目は見開かれているし、ようやく信じてもいないメッセージを拡散させるために利用され続けてきたことに気がついたよ。政治からは距離を置いて、クリエイティブなことに完全に集中するよ!!!」
このツイートが一体何を示唆しているのかは定かではないが、今後は自身の制作にのみ集中して活動していく模様だ。
またこうした一転二転するKanyeの発言についても、ローステッド氏は「政治から離れるにしても、それは彼の選択だ」と干渉するつもりはないことを明かしている。
今回のケースは単なる噂に終わってしまったが、少なくともKanyeの政治的発言に嫌悪感を示す方が一定数いることは確かだ。今後もし同様の発言を繰り返すことになれば、この噂通りに創作活動そのものにまで悪影響を及ぼしかねない。今後は政治的発言を控えるとのことだが、今回のように心変わりしないとも限らない。今後も彼の一挙手一投足に目が離せない。
written by Kenji Takeda
source: https://www.highsnobiety.com/p/yeezy-adidas-sales-strong/
https://hypebeast.com/2018/11/kanye-wests-views-on-politics-did-not-affect-yeezy-shoe-sales
photo: Flickr, Adidas Official