毎回アルバムのリリースと同時にそのアートワークも話題となるKanye West(カニエ・ウェスト)のアルバム。先日リリースされた『ye』では当初Kanye Westの母親Donda West(ドンダ・ウェスト)が命を落とす原因となったと言われている脂肪吸引手術を行った美容外科医の写真が使われる予定だったようだが、本人の反対もあり急遽変更。
代わりに使われたのはアルバムを制作していたワイオミング州ジャクソンホールの山間の写真。なんとこの写真はリリース前日に行われたリスニングパーティに向かう道中でKanye自らがiPhoneで撮影したものだと妻であるKim Kardashian(キム・カーダシアン)がTwitterで明かしている! そんな直前まで決まっていなかったなんて驚きだ。
Kanye shot the album cover on his iPhone on the way to the album listening party 😂🔥❤️🔥🙏🏼🔥
— Kim Kardashian West (@KimKardashian) 2018年6月1日
内容とともに、そのアートワークも印象的なアルバム『ye』そしてそのデザインが簡単に作れて、自由に文字が入れられるサイト「yenerator.com」が登場している!
こういった遊びが好きな海外の人たちはすでに多くの人がSNSにて画像をシェアしていて面白い。yeneratorではKanyeの撮影した風景の画像に、「write whatever you feel like(感じたままに文字を入れてください)」と書いてあり、アルバムと同じフォントで簡単に作ることができる! 日本語だとフォントが合わず、色だけになってしまうので違和感があるが、それでも十分に楽しめるだろう。
このサイトはKanye自身が作ったものではなく、アーティストYung Jake(ヤング・ジェイク)とディベロッパーTim Bauman(ティム・バーマン)が共同で立ち上げたもの。Kanye自身も自らのTwitterでサイトを紹介し、世界中に広まった。文字数も多く入れられるので感じたままに好き勝手遊んでみよう!
2016年にリリースしたアルバム『The Life of Pablo』のカバーでもそのアートワークが話題となり、インターネット上ではパロディーが多く見られ、さらにはアパレルのデザインなどにも使われていたが、今回の『ye』でもオリジナルの文字を入れたTシャツなどが出回りそうだ!
Kanyeは以前「もうCDは作らない、ストリーミングだけで作品をリリースする」と話していたのでビジュアル化されるかは疑問だが、別の形でこうしたプロモーションに繋がるのはやはり彼の影響力があってこそ! 今後しばらくは『ye』のアートワークを目にすることが多そうだ。
written by #BsideNews
source:
https://hypebeast.com/2018/6/yenerator-ye-cover-art
photo: yenerator.com