今年のコーチェラ・フェスティバルでも披露されたKanye West(カニエ・ウェスト)のゴスペルイベント「サンデー・サービス」はさらなる広がりを見せている。建設中のドーム型建築物といい、謎めいた行動を見せるKanye Westの真意とは。
今年になってから開催されているKanye Westの活動の主軸とも言える「サンデー・サービス」は名前の通り日曜日に開催されているが、その会場は公にされておらず、選ばれた参加者によるSNSでの投稿が情報源となっている。『コーチェラ・フェスティバル2019』での生配信が世間にとっては初めて「サンデー・サービス」を目の当たりにする機会となったが、先日ついにカリフォルニア州ロサンゼルス北部にあるサンフェルナンド・バレーの教会で開催されていたようだ。
最近のKanye Westを見ていると、山や谷といった場所がキーワードのように感じる。2018年リリースのアルバム『ye』のリスニングパーティーはワイオミングの山間で行われ、コーチェラでのパフォーマンスも他のアーティスト同様のステージではなく、平地に作られた小高い丘の上で行われたことも記憶に新しい。
これまでにも多くのセレブレティーが出席している「サンデー・サービス」。今回の出席者の中にはモデルのBlac Chyna(ブラック・チャイナ)、シンガーのGwen Stefani(グウェン・ステファニー)らが出席したと報じられている。
今回の「サンデー・サービス」ではゴスペルシンガーFred Hammond(フレッド・ハーモンド)の「This Is the Day」、Jay-Z(ジェイ・Z)の「Lift Off」、Snoop Dogg(スヌープ・ドッグ)の「Drop It Like It’s Hot」がパフォームされた。相変わらず幅の広い選曲だがJay-Zとのわだかまりは特に気になっていないのだろうか...。
昨年から建築業界への興味を公言しているKanye Westは、自身の所有するカリフォルニア州カラバサスの土地にドーム型住居を建設中のようだ。この様子はSNSでも伝えられており、建設予定の新興住宅地のひとつだと思われる。映画『スターウォーズ』にインスパイアされた高さ15メートルほどのドーム型住居は、残念ながら工事の騒音による近隣住民の苦情の結果、建築規則に反していることが発覚してしまい現在工事は中止に。取り壊しを余儀無くされる可能性も高いそうだ。
プライベートでは度々日本にも足を運んでいるKanye Westだけに日本家屋風の住居を建設! といったニュースも期待したいが、それにしても誰のための集合住宅なのだろうか。「サンデー・サービス」との関連性は明らかではないが教会が併設され、宗教めいた住宅地になるのではと考えてしまう。
Kanye Westの言動は常人にとても理解できないものかもしれない。リスナーとしては彼の音楽作品からしか気持ちを感じ取りたいのだが、リリースが待たれているアルバム『Yandhi』は何処へやら...。
written by BsideNews
source:
https://www.highsnobiety.com/p/kanye-west-yeezy-home-torn-down/
https://www.highsnobiety.com/p/kanye-west-sunday-service-church/
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