飛行機の中でのサンデー・サービス!? Kanye Westが人気番組『Carpool Karaoke』に出演

聖歌隊と共に乗り込んだ飛行機で行われた『Airpool Karaoke』はKanye Westだけの特別仕様だ。
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2019.10.31 10:00

何度かの延期を経て、10月25日についにリリースされたKanye West(カニエ・ウェスト)9枚目のアルバム『Jesus Is King』。リリース直後から様々なインタビューに応えているKanye Westだが、今回はこれまでで最も高度の高いインタビューになったのは間違いないだろう。


アメリカの人気TV番組企画『Carpool Karaoke』に出演したKanye West。通常アーティストは車の中でインタビューを受けて番組が進められていくのだが、そこはさすがの破天荒ぶり! なんと『Airpool Karaoke』と称し、飛行機の中での撮影となっている。100人以上と見られる聖歌隊と共に乗り込んだ機内は、まるでKanye Westが日曜日に開催しているサンデー・サービスのようだ!






こんな飛行機乗ってみたい!


今回のエピソードでは司会のJames Corden(ジェームズ・コーデン)が乗るはずの飛行機がキャンセルになってしまい、代わりにKanye Westのプレイベートジェットに乗り込むという設定からスタートする。席に着いた2人は飛行機でどう過ごすかに関していくつかの会話を交わすと、「音楽は聴くのかい?」と聞かれたKanye Westが聖歌隊の1人に音楽を流すように指示。指揮者が合図をするとそこからアカペラで機内が一斉に歌い出すのだが、その美しさにまるで機内で撮影していることを忘れてしまう程の光景だ! 


Soul II Soul(ソウル・II・ソウル)の「Back to Life」に始まり、Kanye West自身の楽曲「Jesus Walks」から『Jesus Is King』収録の「Selah」までサンデー・サービスさながらの美しいゴスペルが披露されている。一度でいいからこんな飛行機に乗り合わせてみたいものだ。





サンデー・サービスを始めたきっかけ


今までの『Carpool Karaoke』のエピソードに比べるとシリアスな会話の多い今回。Kanye Westはサンデー・サービスをスタートさせた背景についても語っている。2016年に躁うつ病になった際の話も赤裸々に告白しており、「カラバサスで教会を始める」と書き残したそうだ。カラバサスと言えば実際のサンデー・サービスも行われ、今年8月には謎のドーム型住居(現在は取り壊されている)を建設していた場所。自身の保有する土地にて教会を作り上げることをKanye Westは使命として考えているのかも知れない。


また同時期に「神様を心の拠り所にする必要性を感じた」とも話しており、躁うつ病になったことで音楽観はもとより、あらゆる価値観の変化があったのだろうとも推測できる。2016年はKanye Westにとって最も辛い時期であり、ターニングポイントでもあったのかも知れない。


ゴスペルイベント「サンデー・サービス」が実際の教会で開催 Kanye Westの真意とは?




近年のKanye Westの言動の変化の答えはニューアルバム『Jesus Is King』にあるのか、信仰心が薄いと言われている我々日本人には全てを理解することは難しい。しかし司会のJames Cordenが「空の上にいるからか、この場では神様の存在を身近に感じるよ」と話す通り、『Airpool Karaoke』の様子だけでもKanye Westの言葉に魅了されてしまうだろう。


家族との時間、自身の収入。その全てが神様と繋がると晴れやかな顔で話すKanye Westを見れば、思わず『Jesus Is King』をもう一度通して聴いてしまうはずだ。


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written by BsideNews


source

https://www.youtube.com/watch?v=vgLOv36an3s


photo: YouTube



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