秋は紅葉の季節。行楽シーズンは紅葉狩りも楽しみの一つである。各地に紅葉の名所があるが、美しいもみじは心を癒してくれる。車でのドライブも楽しいが、一歩一歩自分の足で散策し、ゆっくり紅葉を味わうハイキングも最高だ。そこで紅葉を関東エリアで気軽に楽しみたい人必見! 関東紅葉ランキングを紹介する。
関東紅葉ランキング1位は、那須高原の紅葉。紅葉 関東エリアで絶対外せないスポットである。紅葉登山の名所だが、日本百名山の1つ「茶臼岳」は特に有名。もみじ・ナナカマド・ドウダンツツジなどが真っ赤に紅葉するが、那須ロープウェイからの眺めは特に素晴らしく、徒歩1時間以上かかる所を、たった4分で一気に登れる。9合目まで行けるルートは家族連れにも大人気だ。
那須温泉神社や殺生石周辺も紅葉スポットだが、温泉神社はパワースポットとしても有名。紅葉を愛でながら運気も上がる最高の名所である。また麓の県道17号那須高原線沿いでも、鮮やかなもみじ、ナナカマドを鑑賞できるのでおすすめ。
関東紅葉ランキング2位は、高萩市の花貫渓谷。周辺の急傾斜の断崖には人が出入りできず、多くの貴重な自然が残る、自然の宝庫だ。暖帯林と温暖林の混合する自然林として、市の天然記念物にも指定される。そんな花貫渓谷に架かる汐見滝吊り橋からの眺めは、眼下の汐見滝と相まって絶景を味わえ、秋は華やかな紅葉も楽しめる。
約60mの汐見滝吊り橋の左右からは川沿いに生い茂る木々の枝がせり出し、まるで華やかなトンネルのよう。カエデ・クヌギ・ナラなども赤・黄に色づき、秋に訪れる人を魅了する。関東エリアのハイキングなら、おすすめの地である。
関東紅葉エリア第3位は、標高1400mの湿原、尾瀬ヶ原。この湿原の紅葉は草紅葉(くさもみじ)といい、9月中旬から10月初めに草原が金色に変化する。木々の紅葉では針葉樹の緑に、広葉樹の赤と黄色のコントラストが絶妙で美しい。また尾瀬一帯は原始林に囲まれる日本有数の高層湿原で、珍しい高山植物が800種と豊富だ。目の保養になり、四季折々の大自然の素晴らしさを堪能できる。
天然記念物・特別保護地区に指定され、関東エリアでも、群馬県を中心に福島・新潟の3県にまたがる日本一の高層湿原である。春の水芭蕉も有名だが、春とは違うしっとり落ち着いた趣をゆっくり散策するのも良いだろう。関東近辺の紅葉散策に、ぜひおすすめしたい。
関東紅葉エリア第4位は、日本百名山の1つで標高1977mの谷川岳だが、頂上だけでなく尾根からの眺めも見事である。10月初め、山頂近くのナナカマドが赤く色づくとそろそろ紅葉が始まるので、紅葉 見頃 関東周辺が良い人は、この時期が目安になる。特に「東麓の一ノ倉沢」は日本三大岩壁の一つとされ、みなかみ町を代表する名勝だ。
峻厳な山である一ノ倉の岩肌の紅葉はコントラストが美しく、壮大な紅葉 見頃 関東エリアで堪能するならこの時期を見逃せない。迫りくる一ノ倉の紅葉はまさに圧巻! 幻想的な自然に魅了されるだろう。ロープウエイから眺める真下の景色はエメラルドグリーンの滝壺が美しく、周辺は紅葉で埋め尽くされ、その光景はまるで芸術。切り立つ岩肌に紅葉が映える姿は国の名勝にも指定される。
他にも第5位・八王子市の高尾山は、都心から電車で約1時間と近く、明治の森高尾国定公園にも指定される。中でも秋のモミジは格別で、山頂のもみじ台や薬王院の紅葉も人気スポット。紅葉最盛期には麓の清滝駅から標高472mの高尾山駅までケーブルカーで行く途中、赤や黄色のトンネルができ、多くの登山者の心を和ませる。毎年多くの人が訪れ大変混雑するので、行くなら平日がおすすめ。
written by 編集部
photo: facebook