生前のJuice WRLD（ジュース・ワールド）は村上隆のファンであり、村上隆もまたJuice WRLDが亡くなった際には追悼のコメントを出すなど親しい仲で知られていた2人に、アニメシリーズ制作の計画もあったことが新たなインタビューで明かされた。
これまでにKanye West（カニエ・ウエスト）のアルバムカバーやDrake（ドレイク）率いるOVOとのコラボなどヒップホップシーンには特にファンの多い村上隆の作品。遺作アルバムとなってしまった『Legends Never Die』に向けてのプロジェクトでもコラボを楽しみにしていた2人だけに、どんな作品になる予定だったのか気になるところだ。
スタジオを直接訪れたJuice WRLD
今回のインタビューで村上隆本人もJuice WRLDのファンであり、来日した際にはスタジオで対面したことも話している。
「彼は僕のスタジオに彼女と一緒に来て、とても嬉しそうな顔をしていたよ。彼はアニメのプロジェクトを実現したがっていて、それは天使と悪魔が戦うような内容さ」
残念ながら完成することは無くなってしまったこのプロジェクト。Juice WRLDは生前2018年にTwitterにてアニメ制作に向けた意欲と自信を投稿していただけにさらに悔やまれる。村上隆もJuice WRLDの死には大変ショックを受け、今も毎日のように彼の代表曲である「Lucid Dreams」を聴いていると語る。
最近の村上隆とアーティストのコラボ
Billie Eilish（ビリー・アイリッシュ）もまた来日した際には村上隆のスタジオを訪れる1人で、彼女は長時間に渡って実際に描かれていく過程に魅入っているんだと村上隆がインタビューで話している。そんな2人は2019年に「you should see me in a crown」のMVでもコラボした。村上隆はBillie Eilishのアイデアの多さに驚いたようで、「とんでもない才能の持ち主だ」と絶賛している。
そしてラテン界のスーパースターでありグラミーアーティスト、2019年にm-floの「HUMAN LOST」にフィーチャリングで参加していたJ. Balvin（J. バルヴィン）は2020年にリリースしたアルバム『Colores』のアートワークを村上隆に依頼している。”色”を意味するアルバムのタイトルから繋がり、全ての曲に色の名前が付けられているほどの徹底ぶりは村上隆の作品からインスパイアされたものだと容易に予想できるだろう。
ちなみにこれだけの大物とコラボしてきた村上隆は現在Taylor Swift（テイラー・スウィフト）とのコラボを熱望しているようだ。
今年2月に公開されたInternet Money（インターネット・マネー）「Blast Off」のMVではTrippie Redd（トリッピー・レッド）とともにアニメのキャラクターになったJuice WRLDが登場する。
written by BsideNews
source
https://hypebeast.com/2021/2/takashi-murakami-juice-wrld-stopped-collaboration-info
https://www.hotnewhiphop.com/takashi-murakami-reveals-unrealized-juice-wrld-anime-collab-news.126991.html
photo
https://www.facebook.com/juiceworldddd/photos/2192965210925982