ヒップホップ界のキングであり、業界を代表するビジネスマンでもあるJay-Z(ジェイ・Z)の次なるビジネスがスタートした。2019年にはカリフォルニアの大麻ビジネス会社「Caliva」と業務提携を結んでおり動きが待たれていたところ、新たなカンナビスブランド「MONOGRAM」をアナウンスした。
MONOGRAMの発表とともにCalivaからは「今日の消費者にとってカンナビスが何を意味するか再定義していく」と公式の声明が出されている。そしてすでに公式ウェブサイトも公開されており、そちらでは専門知識のあるガーデナーのエキスパートによってこだわりを持って育てられる物であることが約束されている。
現在最初に購入を考えている消費者に向けてウェブサイト上で登録することはできるが、販売される時期と地域は明かされていない。Jay-ZはCalivaのチーフ戦略家として就任しており、これまでいくつものビジネスを成功させてきた手腕がここでも発揮されることだろう。
Jay-Z以外にもカンナビスビジネスをスタートさせているアーティストは多いが、ローンチだけしておいて音沙汰がないのは全米1位ラッパーのDrake(ドレイク)。現在アルバム制作を進めているとあって、具体的な動きが出てくるのはリリース後となりそうだ。ラッパーのサイドビジネスといえばアパレル、酒類が多かったが、多くの地域で合法化の波が進んでいるカンナビスビジネスはより一層メジャーとなっていくだろう。
Jay-Zが運営権を持つ定額制音楽ストリーミングサービス「TIDAL」では今回MONOGRAMが発表されたことに合わせて、カンナビスをテーマにしたプレイリストも公開されている。日本では登録することのできないTIDALではあるが、ブラウザー上では試聴することができるのでチェックしてみてはいかがだろうが。
プレイリストのキュレーターはJay-Z本人がつとめており、Dr. Dre(ドクター・ドレ)やRihanna(リアーナ)から黒人解放運動家であったFela Kuti(フェラ・クティ)が1975年にリリースした「Expensive S***」からBob Marley(ボブ・マーリー)と様々な年代から選ばれている。
Jay-Zがこの先ラッパーとして多くの作品を残すとは考えられないが、キングとしてビジネス界においてもさらにその存在感を発揮していくはずだ。
written by BsideNews
source
https://www.hotnewhiphop.com/jay-z-announces-new-cannabis-brand-monogram-news.120117.html
https://hiphopdx.com/news/id.58640/title.jay-z-curates-weed-songs-playlist-featuring-rihanna-outkast-dr-dre-more-to-celebrate-new-venture
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