2020年1月にリリースしたシングル「WHATS POPPIN」が全米2位にまで上り、XXL誌の選ぶ今年の新人賞「Freshman Class」にも選ばれたケンタッキー州ルイビル出身のラッパー、Jack Harlow(ジャック・ハーロウ)がデビューアルバム『That's What They All Say』をリリースした。
「WHATS POPPIN」のリミックスに参加したDaBaby(ダベイビー)、Lil Wayne(リル・ウェイン)、Tory Lanez(トリー・レーンズ)をはじめ、Chris Brown(クリス・ブラウン)、Lil Baby(リル・ベイビー)、Big Sean(ビッグ・ショーン)らとベテランから中堅、新人まで揃った豪華なアルバムを早速チェックしよう!!
2011年に初のミックステープ『Extra Credit』をリリースしたJack Harlowは高校に通いながらもコンスタントにリリースと続け、同時に地元でのライブ活動に励んでいた。高校卒業後はサウス・バイ・サウスウエストでのライブや地元ルイビルとアトランタを行き来し、制作活動も忙しくなっていったJack Harlow。その後アトランタに拠点を移すと、サウスシーンを代表するDJの1人DJ Drama(DJ・ドラマ)と契約を結び、メジャーレーベルデビューのミックステープ『Loose』が2019年の「BET Hip Hop Awards」にてベストミックステープ賞にノミネートされるなど、さらに注目を集めていった。
そして2020年になると前述したように「WHATS POPPIN」でブレイクを果たし、DaBaby、Lil WayneさらにTory Lanezと全米1位ラッパーが揃ったリミックスの後押しもあり、Jack Harlowの名前は世界中に知れ渡ることとなった。ちなみに「WHATS POPPIN」のリミックスはボーナストラックとしてアルバムにも収録されており、MVの再生数は1億回を超えている。
リードシングルとしては「WHATS POPPIN」の他に「Tyler Herro」もリリースされていたが、アルバムリリース直前にMVが公開されたのがBig Seanをフィーチャリングで迎えた「Way Out」だ。現在主流となっている808ベースサウンドをテンポアップさせたようなリズミカルなトラックに2人のラップが映えた曲となっており、ラジオやクラブでヒット曲となるだろう。
そしてやはりChris Brownと初のコラボとなった「Already Best Friends」も外せない1曲。イケメン同士のコラボのテーマはやはり女性について、ということでスムースな曲でありながら内容はかなりセクシャル。それでも嫌な気持ちにならないのがChris Brownマジックというべきか。MVはまだない曲だが、作られるとしたらこちらでもChris Brownのダンスシーンが見られるだろう。
白人ラッパーであることを逆に自信に変え、自らのスタイルと貫くJack Harlow。来年のグラミー賞ではベストラップ・パフォーマー賞にノミネートもされている。
written by BsideNews
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https://www.hotnewhiphop.com/jack-harlow-shares-thats-what-they-all-say-tracklist-chris-brown-lil-baby-big-sean-news.122571.html
https://www.complex.com/music/2020/12/jack-harlow-interview-thats-what-they-all-say
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