iZotopeが最新オーディオリペア・ツール「RX 8」をリリース! 一瞬でラウドネス調整できる機能など搭載

前ver.「RX 7」では2ミックスからボーカルやビートを抜ける機能「Music Rebalance」が注目を集めていた。
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2020.09.04 08:00

iZotopeが”ポストプロダクション業界標準”と称されるオーディオリペア・ツール「RX 8」をリリースした。



ギターノイズのコントロールや一瞬でラウドネスを調整できる機能を搭載  


最先端のシグナル処理技術と機械学習による進歩を続ける「RX」シリーズ最新版となる「RX 8」は、ポストプロダクションのプロの高いニーズに応えるための機能が多く搭載されており、映画、テレビ、アニメやゲーム業界の音の仕事には欠かせないツールといえる存在だ。


「RX 8」では、ギター演奏時に発生する3種類のノイズをコントロールすることができる「Guitar De-noise」、ストリーミングサイトで採用されているラウドネス基準に準拠しているかなどをわずかな時間で確認、調整できる「Loudness Control」、4kHz以上の情報を再現し、インターネットを介した圧縮音声オーディオをクリアで聞き取りやすい録音へと修正する「Spectral Recovery」、レコードやテープのような物理的な録音におけるピッチの揺らぎを修正する「Wow & Flutter」といった新機能が搭載されている。





「Music Rebalance」など「RX 7」搭載機能も進化! 


また前バージョンの「RX 7」でも注目を集めた完成済みの2ミックスの中からボーカル、ベース、打楽器とその他の楽器を特定し、それぞれに音量変更を加えるソース分離機能である「Music Rebalance」も進化。新たな「Music Rebalance」は、更なる膨大なデータを機械学習する事により、ソース分離のアルゴリズムが「RX 7」に比べ飛躍的に向上。分離精度が一番低いセッティングであっても、RX 7での最良設定を凌駕する精度を誇るというが、そのほかにもソロボタンの追加、Separateボタンによる4パートのエクスポート機能が加わっている。  


「RX 7」搭載機能では、そのほかにも複数のオーディオファイルを一度に処理、エクスポート可能になった「Batch Processor」、ハムノイズを消去し、クリアさを保つ「De-hum」、複雑なノイズの多い環境での録音からダイアログを分離させる「Dialogue Isolate」なども同じくバージョンアップに伴い進化。さらに使い勝手が向上したことに注目したい。





「RX 8」発売を記念したイントロ価格での販売も実施中  


現在は、「RX 8」発売を記念し、エントリーモデルの「RX Elements」、スタンダードモデルの「RX 8 Standard」、上位モデルの「RX 8 Advanced」、「Nectar 3」、「Neutron 3 Advanced」などリペア、ミックスに使うポストプロダクション系プラグインをバンドルした「RX Post Production Suite 5」が、それぞれ10月14日までイントロ価格で販売されている。この機会に是非、最新の”業界標準”オーディオリペア・ツールを導入してみてはいかがだろうか? 


「RX 8」の詳細はこちらのリンク先にて。 


written by Jun Fukunaga 


source: 

https://www.izotope.jp/products/rx-8/

 


photo: iZotope Japan Twitter

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