hulu(フールー)はアメリカのロサンゼルスに本社を置く動画配信サービスで、大手マスメディア出資の合弁事業として2008年からサービスを開始した。huluは映画やドラマなど数多くの映像作品を世界中に配信している。そのhuluで観れる大傑作海外ドラマが、「Game of Thrones」だ。
Game of Thronesは、アメリカのSF作家ジョージ・R・R・マーティンが書いたファンタジー小説シリーズの「氷と炎の歌」を原作とした海外テレビドラマだ。この原作の「氷と炎の歌」が世界中で6000万部を突破するほどのベストセラー小説で、それをドラマ化した作品が、huluで視聴できるGame of Thrones だ。Game of Thronesは原作自体も物凄いボリュームの大長編の内容なので、以前から映画化するのは不可能だと言われていた。それをアメリカでトップの実績を誇る老舗ケーブルテレビのHBOが、巨額の資金を使ってドラマ化した。
2011年からシーズン1が始まり、2017年のシーズン7まで継続している。そしてその緊張感は加速度的に上がっていっている。Game of Thronesは客観的な評価も素晴らしく、あまりのクオリティの良さに、全世界で最も権威と歴史のあるテレビ界のアカデミー賞、エミー賞を驚異の12部門受賞している。第67回エミー賞テレビドラマシリーズ部門作品賞、助演男優賞、監督賞を含む12冠を達成。エミー賞最多受賞記録を更新した。そんな歴史的名作が、huluで視聴できる。
舞台はウェスタロスと、隣の大陸エッソスで繰り広げられる。ウェスタロスには「森の子ら」という人間とは違う、自然と一体化したかのような外見の種族が住んでいたが、また別の「最初の人々」と呼ばれる民族が入り込み、ウェスタロス上で2つの種族が戦争をした。その後に調和をして、北から来る「ホワイトウォーカー」と呼ばれる寒さに強い他の種族からの襲来に備えるために巨大な壁を築き上げた。その後、人間の「アンダル人」がウェスタロスを征服し、7王国を成立させた。この7王国の玉座に座るための戦争がウェストロス、エッソスの2の大陸の中の諸侯の間で繰り広げられ、ある時には戦争で、ある時には権謀術数を駆使しながら玉座を奪い合う。ウェスタロスとエッソスの諸侯達が大陸で玉座を奪い合っている中、北から「ホワイトウォーカー」が襲撃してくる。北の壁を守る「ナイトウォッチ 」達はその侵攻を食い止めようするが、圧倒的な力で侵略されていく。果たして止めることができるのか。そのようなストーリーが展開していく。
簡潔に説明したが、本編では登場人物すべての人物と感情を表現していて、それぞれの人生が同時進行で展開していくから刺激に満ち溢れている。Game of Thronesはhuluで視聴できてシーズン1から始まり、1シーズン毎に10話ほどのストーリーがあり、2018年時点ではあまりの人気ぶりにシーズン7まで続いていて、2019年にはシーズン8の公開が予定されている。
ズバリ、見どころしかないのが、Game of Thronesだ。歴代海外ドラマ史上最高傑作という呼び声も高い作品である。それまでの海外ドラマの常識を覆すほどの力の入れようで、最新シーズンであるシーズン7に至っては、1話ごとの制作費が1000万ドルを超えている豪華ぶりで、それまでのスケール感をさらに超えている。もうここまで行くと映画を超えているほど迫力溢れる内容で、息を呑むような展開が毎話のように続いていく。
さらに、Game of Thronesは登場人物の数が凄まじく、すべての人物を把握するのが難しいほど様々なキャラクターが出て来る。そしてそのすべての人物描写が詳細にまで描かれていて、リアリティを追求している。リアルな描写なので感情移入もしやすく、それぞれに衝撃的な展開が続いていくので、目が離せないほどにのめり込んでいく。そしてGame of Thronesで最も魅力的なところは、全く先の展開が読めないところだ。あり得ないような展開で進んで行く。全く先が読めないので、1つのストーリーを観るごとに驚き、恐れ、そして感動する。
一度観始めたら誰もがハマって止められなくなってしまう。そんな中毒性抜群の名作海外ドラマが、Game of Thronesだ。
written by 編集部