HIFANAが飛行機にまつわる音をサンプリングし楽曲制作 バニラエアとのコラボMVが公開

運航終了を⽬前に控えたバニラエアへの想いを奏でるプロジェクト 「LALALA LAST FLIGHT」 でHIFANAが楽曲を制作した。
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2019.10.09 10:00

今年5月1日、新元号「令和」のスタートにあわせて新曲『TEJIME』を発表したことでも話題のHIFANA(ハイファナ)が、10月26日に運航を終了するLCC「バニラエア」とのコラボプロジェクトとして、飛行機にまつわる“音”をサンプリングしたスペシャルな楽曲『LALALA LAST FLIGHT(ラララ ラストフライト)』とミュージックビデオを制作した。




10月5日、成田空港の格納庫で行われたイベントで披露された。DJとして参加したジューシーがイベント中に「バニラエア」クルーの声を追加録音&撮影した素材を加えたバージョンも、本日SNS(Twitter、Instagram、faceboook)で公開。


ドアの開閉、ベルトの着脱、ボタンのプッシュ、エンジンの駆動など、同社の使用機体「エアバスA320」が発するあらゆる音に加え、搭乗時のチェックインカウンターでの作業音からフライトアテンダントによるアナウンスまでを丁寧に録音して構成されたトラックは、これまでに電動工具の使用音のサンプリングによる楽曲制作も試みてきたHIFANAらしい遊び心溢れるインダストリアル・ブレイクビーツ。


それと同時に、ジャズシンガーのMaya Hatch(マヤ・ハッチ)によるソウルフルな歌のリリックを、「バニラエア」の運航終了にあわせて社員や利用客から募集した同社への「想いの言葉」をサンプリングすることで綴るなど、エモーショナルなメッセージソングとなっている。


10月26日でひとつの区切りを迎えるセンチメンタルな感情と、「Peach(ピーチ)」との統合によって日本とアジアを結ぶリーディングLCCを目指す同社のポジティブなムードが見事にミックスされたメモリアルソングは、自由でユニークなクリエイティビティを尊重してきた「バニラエア」の集大成であり、そのDNAを受け継ぐ「Peach」の未来を期待させてくれるものとなっている。


■ジューシー(HIFANA)コメント

今年の8月から計3回に渡って空港を訪れ「バニラエア」の音を録らせてもらいました。サンプリングによるトラック作りと、社員の方々とお客さんからの歌詞の募集、そしてボーカル録りの3つを並行して進めなければいけなかったのは大変でしたがとても楽しくて、思い出に残る一曲を作れたと思います。


■小宮源太(バニラ・エア株式会社/ブランド&コミュニケーションデザイン部 シニアマネージャー)コメント

発想力豊かなスタッフが集まっている弊社だからこそ、運航終了となるこのタイミングも「バニラエア」でしか作れないもの、そして何より“お客様の胸に響くものを作って残したい”というこだわりから、今回HIFANAさんに楽曲制作を依頼しました。運航終了は一見悲しいことではありますが、私たちはむしろ統合によってアジアを舞台により一層拡大できることを前向きに感じています。是非この曲を聴いて、これからは「Peach」に乗りたい、とポジティブな気持ちになっていただきたいです。


< 特設サイト > : https://www.vanilla-air.com/jp/campaign/lalala_lastflight/





アーティストプロフィール


<HIFANA(ハイファナ)>




“KEIZOmachine!”と“ジューシー”により、1998年に活動開始。リアルタイムにサンプラーのパッドを叩いてビートを刻み、スクラッチやパーカッションなどを乗せていく独特のスタイルの⾳楽と、VJによる映像が同期する演出を加えたライブパフォーマンスと、独⾃の世界観のサウンドと映像で、リスナーの聴感視感、体中の五感を揺さぶる作品が特徴。世界でも評価が⾼く、フランスは(2008 年当時)EMI/Virgin 傘下のレーベルDelabelから海外メジャーリリース。さらにイスラエルと⽇本の国交60周年イベントやポンピドゥセンターでの単独公演をはじめ、ヨーロッパ、アメリカ、アジアの世界20都市以上で活動する。


<Maya Hatch(マヤ・ハッチ)>




13歳のとき、TBS系列のオーディション番組『チャンスの殿堂!』で約1万4000⼈の中から選び抜かれた4⼈のうちのひとりとしてお茶の間に登場。2009年にファーストアルバム『マイ・フーリッシュ・ハート』でジャズシンガーデビュー。2010 年、BSフジの⼈気番組『Be ポンキッキ』に歌のお姉さんとしてレギュラー出演。ジャズ・ベースの巨匠、ロン・カーターやリチャード・ボナとの共演や、EXILE ATSUSHI、スガシカオのバックコーラス、多数のCMソングなどにも抜擢されるなど、ジャンルにとらわれない実⼒派シンガーとして活動。



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