イギリスのインターネットラジオ局NTS Radio内で、日本を代表する作家・村上春樹の作品群で言及されている音楽を集めたプレイリストが現地時間12月9日に放送された。
このプレイリストはアメリカのライター、Scott Meslowが2014年、米・ウェブマガジンのThe WEEKに寄稿した記事内で発表されたもので、その長さは実に7時間にも及んでいる。
内容としてはエルヴィス・プレスリーやザ・ビーチ・ボーイズなど往年のロックからマイルス・ディヴィス、チャーリー・パーカーといったジャズ、さらにはバッハやリストなどクラシックの名曲も収録されている。
MixcloudのNTS Radioアカウント上で、3つのパートに分けてアップロードされているので、チェックしてみてほしい。
Haruki Murakami Day: Part One
Haruki Murakami Day: Part Two
Haruki Murakami Day: Part Three
また、どの曲が村上春樹の作中で言及されているかについてはNTS Radio内にて公開されているので、こちらを参考にしながら聴いてみるのもきっと面白いはず。
代表作「風の歌を聴け」や「1973年のピンボール」からはもちろん、「1Q84」や2014年当時の最新作「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」といった比較的新作の部類に入る作品からも抜粋している。
このプレイリストを聴きながら村上春樹の作品を読み返せば、どんな物事からインスピレーションを得ているのかだったり、彼が作中で意図していることについてより理解することができるかも??
https://www.nts.live/shows/guests/episodes/haruki-murakami-day-9th-december-2018
written by Kenji Takeda
source: https://www.nts.live/incoming/murakami
https://theweek.com/articles/444246/literary-playlist-guide-music-haruki-murakami
photo: NTS Radio