音楽、ファッションなど様々な分野において再評価が著しい90sポップカルチャー。特に昨年は、アシッドハウス勃興30年を迎えたこともあり、メディアではレイヴカルチャーを振り返る企画が頻繁に行われたことは記憶に新しい。
また近年はファッションの分野においてもレイヴカルチャーをモチーフにしたデザインが多数発表されるなど、現代のポップカルチャーのトレンドにおいて”レイヴ”はキーワードのひとつになっている印象を受ける。またクラブミュージックファンにおいても90年代のオリジナル・レイヴカルチャーについては、リアルタイムで経験したことがないものの、一種の憧れとして長年、レイヴに思いを馳せているという人も決して少なくないだろう。
そんなクラバーの憧れであり、夢でもあるレイヴを現代に復活させるパーティが4月6日(土)に東京・渋谷WWW Xにて開催される「FREE RAVE」だ。同イベントは、「馬鹿のひとつ覚えみたいな音楽でスポーツのように踊り続けたい」そんな願望を実現すべく、昨年WWWβにて開催され現代"レイヴ"へ一石を投じたエントランス・フリーレイヴのカムバック版として開催されるもの。
出演者に日本中のダンスフロアをロックし続ける人気DJで、昨年代官山UNITにてオープン・トゥー・ラストを成功に納めたokadada、関西のロング・ラン・パーティMIDI-saiの代表でも知られるKA4U、フロアをシバき回す生粋のハードコアDJ MIDI War、パラパラもルーツとし、前回のFREE RAVEで熱狂をもたらしたMari Sakuraiと、ピアノ男でも知られるリョウコ2000らがラインナップ。そして何といっても注目は同パーティのスペシャルゲストとして出演する、今、海外でポスト・レイヴ時代の顔役として注目を集めるフランス・パリのガバ・クルー「Casual Gabberz」の一員Von Bikrävだ。
今回が待望の初来日となるVon Bikrävは、先述のCasual Gabberzの一員として、"インターネット世代向け"を標榜したハードコア・パーティを開催。Casual Gabberzは、パリの文化への理解やその他のさまざまなカルチャーの影響の元、自らのパーソナルな"フレンチ・タッチ"を足すことで、ノスタルジックだけでは収まらないガバの新しいインスピレーションを生み出しているだけあって、当日は、Von Bikrävのプレイからまさにオリジナル・レイヴを下敷きにしつつも現代に通じるポスト・レイヴなプレイを披露してくれることに期待。またWWW Xのイベントページには”圧倒的なフィジカルを追求した享楽へと回帰する次世代のレイヴ・パーティーが実現する”とあるだけに、今からとにかく楽しみなイベントだ。
なお、当日の会場では物販やアミューズメントな仕掛けも満載で、今後追加ラインナップも発表されるとのこと。レイヴを現代の東京で体験してみたい人は今からスケジュールに組み込んでおこう!
▶︎イベント情報
FREE RAVE at WWW X
開催日:4月6日(土)
OPEN/START24:00
※未成年者の入場不可・要顔写真付きID / You must be 20 or over with Photo ID to enter.
ADV./DOORENTRANCE FREE (+1D*)
*入場の際にドリンク代¥500頂きます / ¥500 charged for a drink ticket at entrance
出演:
Von Bikräv [Casual Gabberz / Paris]
okadada
MIDI War
KA4U [MIDI-sai]
Mari Sakurai
リョウコ2000
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written by Jun Fukunaga
source:
https://www-shibuya.jp/schedule/010937.php
photo: WWW X