Frank Oceanが、これまでの音楽性とはまた違ったテイストの作品作りに興味を持っていることが、最新のW Magazineのインタビューによって明らかになった。
インタビューでFrank Oceanは、最近はクラブシーンに興味を示しており、デトロイト、シカゴ、テクノ、ハウス、フレンチエレクトロなどのダンスミュージックのジャンルと関わりをもってみたいと語っている。
2016年にリリースされた『Blonde』では、フレンチエレクトロシーンの有名プロデューサーであるSebastianを制作陣に招いていたFrank Ocean。そのSebastianがプロデュースした曲「Facebook Story」は、実際にフレンチエレクトロ要素強いかといわれると決してそうではない。しかし、インタビューではフレンチエレクトロの名前も挙げているため、近い将来、再びSebastianをプロデューサーに迎え、本格的なフレンチエレクトロ制作に取り組むこともあるのかもしれない。
現時点では新作アルバムのリリース予定はないとしながらも、先述のようなダンスミュージックに影響を受けたアルバム制作の構想も彼の頭の中にはあることがうかがえる今回のインタビュー。今後はそれが実現されるかどうかに注目していきたい。 なお、インタビューでFrank Oceanは、アーティスト活動や作品における強さや弱さ、真実、ファンタジーの役割についても語っている。
written by Jun Fukunaga
source:
https://pitchfork.com/news/frank-ocean-talks-new-music-in-rare-interview/
photo: Dave Gold