6/28に行われたワールドカップ2018 ロシア大会 グループH最終戦でサッカー日本代表は強豪ポーランドに1対0で敗れはしたものの、これまでの試合で稼いだ勝ち点とフェアプレーポイントでセネガルに差をつけ、2010年の南アフリカ大会以来、2大会ぶりの決勝トーナメント進出を決めた。
SAMURAI BLUE ワールドカップ第3戦
— サッカー日本代表 (@jfa_samuraiblue) 2018年6月28日
0-1でポーランド代表に負けるが、他会場の結果によりベスト16進出決定!
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そして、次の相手はFIFAランキング3位で優勝候補の一角でもある難敵ベルギーとなり、日本時間で7月3日に行われる試合の行方が今から気になって仕方ないという人は多いはず。
そこで今回は、これまでの大会でFIFA公式ワールドカップアンセムに採用された曲のうち、クラブシーン所縁のアーティストによるものをいくつかピックアップしてご紹介したい。
1990年イタリア大会の公式ソングになったのは「Un'estate italiana (To Be Number One)」という曲なのだが、同曲はディスコミュージックの発展を語る上では外すことができない御大Giorgio Moroderがプロデュースを担当。ソングライターとして参加している。曲調は、その次回大会であるアメリカ大会で採用されたQueen「We Are the Champions」を彷彿とさせる込み上げ系
日本に初めてワールドカップが上陸した日韓共同開催の大会では、フラット3という日本の戦術や、ベッカムの独特な髪型も話題になった。そして、この大会ではシンセミュージックの巨匠Vangelisの「Anthem」を日本のテクノシーンの代表格石野卓球がリミックス。彼らしいデケデケエレクトロ・ディスコにアレンジされている。
日本の司令塔でエースだった中田英寿が予選リーグ敗退後、引退を表明したことは、日本のサッカーファンにとてつもない衝撃を与えたが、この大会では、フレンチハウスシーンのベテランBob Sinclarの陽気な大ヒットハウスチューン「Love Generation」が採用されている。ピースフルでありながらもスケースの大きさも感じるこのトラックはなんともワールドカップアンセムっぽい。
音楽界のベテランCarlos SantanaとWyclef Jeanが、EDMスターのAvicii、ご当地シンガーのAlexandre Piresをフィーチャーしたこの曲は、開催地のラテンテイストが盛り盛りで特濃なトラックになっている。AviciiのメロディックなEDMシンセ、Carlos Santanaのギター、そしてサンバ風ビートという反則級のアンセムのため、夏のクラブアンセムとしても聴きたい1曲だ。
昨年リリースされた「Mi Gente」が世界的な大ヒット曲になり、今やEDM、ヒップホップ両シーンからコラボのオファーが殺到、さらに今年のサマソニにも出演が決定しているコロンビア出身のレゲトン、ラテン・ポップ・シンガーのJ Balvinとハイチ出身のEDMプロデューサーMichael Brunのコラボ曲は、フェス仕様のEDM系ダンスホールチューンで今のトレンドを感じる。
いかがだっただろうか? 振り返ってみると、サッカーとクラブミュージックをつなぐアンセムは沢山ある。ちなみに今回ご紹介したのはあくまでFIFA公式アンセムのみだが、ほかにも非公式のワールドカップをテーマにした曲もあったりするので、気になった人は調べてみよう!
written by Jun Fukunaga
source:
https://en.wikipedia.org/wiki/FIFA_World_Cup_anthems_and_songs
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