おすすめのEDM DJ・アーティスト情報

EDM DJが増加
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2018.07.08 13:40

EDM DJが増加


自分で音楽作品を作ることなく技術のみで人を魅了するDJとは違い、自分で音楽作品を作ってアーティストとして活動する一方でDJとしても活動するEDM DJが増加している。そんなアーティスト・プロデューサーとしての半面を併せ持つDJの中から、何人か初心者向けのおすすめ人物を紹介する。


両親とも日本人のSteve Aoki(スティーヴ・アオキ)


まず、アジア系の世界的EDM DJの中から、おすすめのDJを紹介する。アジア系の中で現在、世界的に極めて高い注目度を集めているのが、日本からアメリカに渡った日本人移住者を両親にもつスティーヴ・アオキである。彼の父はビジネスのために渡米して料理人として大成功した日本食レストラン「BENIHANA(ベニハナ)」の創業者である青木廣彰。そして、2000年代前後の世界のファッションショーにて活躍し、特にシャネルのショーでは主役扱いだったスーパーモデルのデヴォン青木を妹にもつ。そんな名家に生まれた彼は、妹とは対照的に2000年代までは下積み生活が続いて世界的に有名な存在というわけではなかった。しかし、2010年代に入ってようやくEDM系のDJとしてブレイクし、幅広い分野で世界的に活躍しているアジアの星だ。


具体的には、DJ・音楽家としての近年の活躍を挙げると、2017年に活動休止期間に入ったアイドルグループ・One DirectionのLouis Tomlinsonのソロデビュー作でコラボを行った。また、アメリカの権威ある経済誌・Forbesが発表した「世界で最も稼ぐDJランキング」にて世界5位に輝いている。なお、プレイ中にケーキを観客席に向かって投げるのが特徴で、そんな彼のプレイが楽しめるイベントがあったら、はじめて行ってみるEDM系イベントとしておすすめである。



万人受けするThe Chainsmokers(ザ・チェインスモーカーズ)


続いておすすめしたいEDMアーティストは、2016年に大ブレイクを果たしたアメリカの2人組、The Chainsmokersである。このデュオは1985年生まれのアレックス・ポール、1989年生まれのアンドリュー・タガートという、2人のアメリカ人男性DJから成り、ニューヨークを拠点としている。2012年に結成されたこのデュオは同年中にデビューし、2016年リリースの「Don't Let Me Down」という曲が全米第3位を記録したほか世界中で大ヒットしてブレイクを果たす。


続いて、夏に発売された女性ボーカル・Halseyとのコラボ曲は「Closer」。全世界でメガヒットを記録して、翌年開催の第59回グラミー賞では最優秀新人賞にノミネートされた。なお、世界中でメガヒットした「Closer」は、キャッチーな曲調で日本でも大ヒットを記録しており、万人受けするポップさがあるため、初めて聴くEDM曲としておすすめしたい。



若き天才、Martin Garrix(マーティン・ギャリックス)


The Chainsmokersの2人はアラサー世代であるのに対し、20歳前後の若い世代の中で特に高い注目を集めるのがMartin Garrixだ。彼は1996年5月生まれのオランダ人DJ・音楽プロデューサーで、10代半ばからトラックメーカー・DJとして活躍してきた歴史をもつ。そして、2013年に発売されたシングル「Animals」が欧州圏でメガヒットを記録したことで大型新人が登場したと話題になり、アメリカやアジアでの注目度も急上昇。2014年にアメリカで開催された世界最大級のダンスミュージックフェスティバルでは、ティーンエイジャーながら主役を務めるという快挙を果たした。


その後、数々のヒットシングルを生み出してきたが、1番のおすすめ曲はDua Lipaとのコラボ曲「Scared To Be Lonely」で、この曲は聴くと気分がアガること間違いなしの名曲である。ちなみに「Scared To Be Lonely」の公式PV映像は、彼の公式映像チャンネルにて3.5億回以上の再生回数を記録しており、コメント欄も絶賛コメントで埋め尽くされている。



photo: https://www.facebook.com/pg/thechainsmokers/photos/?ref=page_internal


written by 編集部

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